28.助け�� ページ28
Aside
プルルルル
汐恩…？なんで？
「もし もし？」
汐恩「あ、待ってごめん間違えてかけた」
汐恩「ってA元気なくない？」
「えへへ、ちょっと頭痛くて」
汐恩「薬飲んだ？」
「ううん、家になくて…」
汐恩「え、大丈夫なん？俺届けるで」
「たいしたことないから大丈夫…」
汐恩「こんなに弱々しく喋ってて大丈夫なわけないやん、幼なじみなめすぎ」
「ごめん」
汐恩「今日6時まで空いてるからAんちいくわ、住所教えて」
「いいの？」
汐恩「俺がかけ間違えたのもなにかの縁やし笑 で、住所！」
「○△区○◇×の#☆＊ってマンション 部屋番号は2301」
汐恩「おっけー今メモした」
「あの、色々あって表からだと記者の人いるかもしれないから
ある程度顔隠して地下駐車場の方できてくれる？タクシー代だすから、、」
汐恩「ん、わかった 今すぐいくからまっとき」
「ごめんね、ありがとう。」
ガチャ
虚な意識で地下にタクシーが通れるようにマンション側に連絡を入れて、
布団に戻って目をギュッととじた。
ﾀﾗﾗﾀﾗﾗ
マンションの玄関を開けるインターホンが鳴った。
インターホンを見ると帽子を深く被った汐恩の顔が写っていた。
本当に来てくれたんだ、、、。
ロックを解除する。
数分後、部屋のインターホンが鳴って重い足を玄関まで引きずってドアの鍵を開けた。
「ごめんね、汐恩。」
4年ぶりの再会がこんな形になるなんてね…
汐恩「大丈夫、？とりあえずベッド戻ったほうがいいよ」
「うん、、。」
廊下の壁を沿って寝室に戻る。
汐恩「ちょっとキッチンの方借りるわ。おじゃましま〜す」
そういって空いていたらリビングのドアの方に入っていく汐恩。
汐恩「ひっっっろ」
汐恩「いや、そんなことより薬。」
独り言が大きくて全部聞こえてくる笑
汐恩「とりあえずコップ、いや何か食べてからじゃないと薬飲んじゃダメだな…」
汐恩が1人で話し続けるから気になって上着を着てリビングに向かった。
「汐恩、独り言多いよ笑」
汐恩「ごめんごめん笑 いいの？起きて」
「うん。1人でキッチンに汐恩を置いてるほうが不安」
汐恩「笑 たしかに」
汐恩「今おかゆ買ってきたやつ温めるから待ってて」
「ありがとう」
汐恩「お皿適当なの使いま〜す」
「うーん」
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作者名：のあ x他1人 | 作成日時：2020年2月9日 23時
