Mutual Feelings ～アイドルの君と女優の私～ (ページ20)

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20.兄ページ20

Aside
　

ドラマ撮影して、食べて、寝てのいつも通りの毎日を送っていた。
　
　

ドラマ撮影後の車の中でうとうとしてると

　
ピコン/

スマホの通知が鳴った。

　

　

白坂昴出張で急遽東京行くことになった。明日東京おる?
　

お兄ちゃんからか～

　

Aうん!今週は特に遠くで撮影とかあるわけじゃないから泊まりきていいよ～
白坂昴お!じゃあお土産持ってくわ
Aありがとう!気をつけてきてね～
白坂昴-_-b

　
　
　
お兄ちゃんは日本の企業に勤めてはいるものの、

アメリカやオーストラリア、韓国など世界中を飛び回っている。
　

　
東京出張の時にはわざわざお土産を持って会いに来てくれる。

　
　
　
-翌日-

　
ガチャ

　
　
撮影を終えて家に帰ると玄関にスーツケースと大きな革靴が揃えて置いてあった。

　
　
「ただいま～お兄ちゃんもういるの？」

　
　
リビングに行くとお兄ちゃんがテレビを見ていた。

昴「お、おかえり！おじゃましてま～す」

　
お兄ちゃんは録画してあったこの前の私の特番を見ていた。

　
　
　
昴「あ、そうや、そこのお土産全部Aのやから自由に使い～」

　
「ありがとう！ご飯いる？」

昴「味噌汁だけでもいいから飲みたいな～」

「私お味噌汁とご飯しか作らないよ笑」

昴「そうやった笑女子力はあまり上がってないようですね、お嬢さん笑」

「そうですけどなにか？笑」

昴「なにもありません笑」

「笑じゃあ作るから待っててね」

昴「仕事終わりにごめんな、ありがとう！」

「ううん、ちょっと待ってて～」

　
　
　
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ご飯の準備ができてお兄ちゃんが座っていたソファのとこにご飯とお味噌汁と漬物だけをだした。

昴「ありがとう！あ～久しぶりだ日本食～」

「久しぶりの日本食がこんなのでごめん笑」

昴「普通が一番笑」

昴「あ、そうや、これみてたけど、汐恩アイドルになったんや」

「そうなの、びっくりだよね」

「でもお兄ちゃんあんまりびっくりしてないね笑」

昴「韓国におった時一回だけご飯連れてった時にそんなこと言ってたからな～」

「え！？韓国で会ったの？！」

昴「あれ、言ってなかった？」

「うん」

昴「ごめん、言うの忘れてたかも」

「てか連絡先持ってたんだ」

昴「うん」