12.実家 ページ12
Aside
久しぶり3日間のオフをもらえたので今は実家に帰省するところ。
帰省って言っても、転勤族だから地元に帰るってことはなくて、
今家族が住んでいる福岡へ〜
空港からタクシーで家へ向かった。
家の前に着くと、妹の光が外に出た私を待っててくれていた。
光「お姉ちゃん！おかえり！」
「ただいま〜ひーちゃん、元気にしてた？」
光「うん！！」
頭を撫でてあげるとすごく嬉しそう。
玄関のドアを開けて家に入る。
光「お姉ちゃんきたで〜」
「ただいま〜」
母「おかえり！また痩せた？」
「痩せてないよ笑 筋肉とかついてないだけ」
母「ほんまにちゃんと食べるんやで？」
「はいはい笑」
母「はよ、はいり」
「はーい」
手を洗ってリビングに行くと弟の蒼がゲームをしていた。
「蒼ちゃん！お姉ちゃん帰ってきたんだけど〜」
蒼「…おかえり」
目をじっとみて小声でしゃべる蒼。
弟なのに人見知りされる(涙)
光「お姉ちゃん、リッチやな〜」
ジュースを片手に光が私の横に座ってくる。
「うん？」
光「タクシーで来たんやろ？」
「あ〜空港からだよ、東京から福岡までは飛行機」
光「そうなん？でもリッチやな〜」
光「ママに頼んでも高いからってタクシーなんて乗せてくれへん」
「笑 じゃあお姉ちゃんといるときはいつでもタクシー乗せてあげる笑」
光「やったーー！」
光「あんなぁ話あるから光の部屋きて！」
「いいよ」
「お母さん、ご飯何時？」
母「お父さんが今日は早く帰ってくる言うてたから、7時には食べれると思うで」
「わかった、ありがと」
光「はよきて！」
手を強引に引っ張られて、光と蒼のおもちゃ部屋まで連れてこられた。
光「ママにもパパにも話せんからお姉ちゃんのこと待っててん。」
「いいよ、お姉ちゃんなんでも聞いてあげる」
光「笑わんでね？」
光の目を見てうなずく。
光「光な、好きな人できてん。」
「ほんまに？！よかったね〜」
・
・
・
光の初恋の様子を聞いてると、
自分の初恋を思い出す。
光の相談にのってからリビングのこたつに入り、
目を閉じて汐恩のことを考えた。
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作者名：のあ x他1人 | 作成日時：2020年2月9日 23時
