君のこと 2 (ページ10)

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細かいことは言わないページ10

私が経理に配属された理由は

寿退社する先輩の業務を引き継ぐため。

課長「いやぁ、仕事が早くて助かるよ。そろそろ休憩行ってきな。」

課長はとてもいい人で、異動してからとてもよくしてもらってる。

「こちらこそ色々よくしていただいてありがとうございます。ではランチしてきます。」

そう言って、近くの安いレストランに行く。

N「よっ。」

歩いている途中、後ろから肩を叩かれると

「ニノさん!」

深くフードを被ったニノさんが後ろにいた。

N「大きな声出さないでよ(笑)一応俺芸能人なんだからさ(笑)」

フッ笑って私に言った。

「今日はプライベートですか?」

ラフな格好のニノさんを見てそう言った。

N「ううん。撮影の前に飯行こうと思って。ランチでしょ?そこらへんで一緒に食べようよ。」

そう言って、まさかのニノさんとランチをすることになった。

*****LUNCH*****

N「で、お見舞い行った?」

ニノさんの質問はストレート。

「…、はい行きました。」

行ったけど、会えなかったなんて言えない。

これ以上、美紀さんを傷つけたくないし。

相葉さんに迷惑を掛けたくもない。

N「ふぅん。」

そう言って、パスタをクルクル巻きモグモグと食べ始めたニノさん。

ニノさんは、それ以上何も言わなかった。

私も、細かいことは言おうとしなかった。