君のこと 2 (ページ4)

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友達ページ4

「ごめんなさい。」

担当していた仕事を外され

憧れの人を怪我させてしまった

今の私には誰かと付き合う余裕なんてなくて

そして何より私は相葉さんが…。

S「そうだよね、ごめん(笑)」

そう言って、Aの隣に腰かけた櫻井。

S「友達でいいから。」

笑顔で私に言った。

S「ニノみたいに友達になってくんない?」

とも、だち…。

「私でいいんですか?」

私なんかで…?

S「Aさんがいいの!」

くりくりした目を私に向けて言った。

「私でよければ…。」

すると、ニコッと笑って

S「でも、忘れないでね。」

「え?」

S「絶対振り向かせるから」

爽やかに笑った櫻井さん。

「ど、どうして私なんですか?」

芸能界には私なんかより、美紀さんみたいに綺麗な人がいっぱいいるのに…。

S「恋愛に理由を聞くのは野暮だよ(笑)強いて言うなら、ずっと一緒にいたいんだ。」

櫻井さんは、この後私を送ってくれた。

手を出したりすることなく。

ただ、友達として。

ねぇ、櫻井さん。

あなたがいたから、私ここまでやって来れたよ。

ありがとう。