君のこと 2 (ページ15)

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正直にAside ページ15

MIKI「今日は遅いから今度会おうって言ったのに…。」

俺は仕事の後、美紀の家に直行した。

「ごめん、今日言いたくてさ。」

美紀がキッチンへ移動し、いつものようにお茶を用意してくれる。

MIKI「話なら遅いから明日にしない?」

美紀が俺も座れるように、ソファのスペースを空けて座った。

「ごめんね、今日言いたいんだ。その…。」

俺が正直に言おうとした時

MIKI「知ってるよ。」

?

「え?」

MIKI「もう、私に気持ちがないこと。雅紀よりも先に知ってたよ。」

涙いっぱいにして話す美紀。俺は美紀をこんなにも傷つけていたんだ…。

「ごめんね、」

でも、今日はちゃんと俺の気持ちを言わないと

MIKI「謝らなくていいよ。またこれから気持ちを切り替えて２人で付き合っていこう?」

俺の手を握った美紀。

「ごめん。このままの関係でも…俺はまた美紀を傷つけると思う。だから…」

MIKI「私、頑張るから。雅紀が私に尽くしてくれたように今度は私が…」

「美紀、ごめん。」

俺はもう、それ以上しか言えなかった。

MIKI「わかった。」

こうして、俺たちの関係は終わった。