君のこと (ページ17)

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まだ知らないページ17

A「さ、入って入って！」

「お、お邪魔します。」

ここは、相葉さんのマンション。

パパラッチ対策と念のため、相葉さんが到着した後に、私をマンションへ招き入れてくれた。

A「先にお風呂使っていいよ！」

そう言ってクローゼットルームから私の着替え用にとライブTシャツが渡された。

「大丈夫ですよ!明日家に帰ってお風呂入りますから!!」

家に帰らず内藤が帰るまでホテルで休もうと思ったのだけど、相葉さんが心配だからとここへ連れて来てくれたのだ。

さすがにお風呂まで借りちゃうのは気が引ける。

A「いいからいいから!遠慮しないで！体冷えちゃってるし、甘えちゃって？ね？」

う//上目遣い、かわいい//

「じゃ//お言葉に甘えて//」

その言葉に満足したのか

A「いってらっしゃ～いっ」

そう言ってニコニコと手を振る相葉。

脱衣所には

「すごい…。」

高級基礎化粧品が鏡の前にズラリと並ぶ。

メンズものが多い洗面台の中で

一際目立つ女性ものの基礎化粧品たち

「芸能人は男性も女性ものをつかうのかなぁ」

そんなことを考えながら広いお風呂に入っていった。

このときはまだ知らなかった。

これが美紀さんの

相葉さんの彼女のだったなんて。