君のこと (ページ2)

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ツメが甘いAside ページ2

教会撮影後、バンの中で

MJ「で、次の収録もあの着物持って行くの?」

「うん、帰りにクリーニング出してくからここに置いておく。」

O「忘れないようにしなきゃね。」

N「てかなんで、出口じゃないほうに行ったの?」

そう、俺は撮影後の出口を間違えたため

あの子にぶつかって、この着物を汚してしまったんだ。

S「てか、クリーニングした後どうやって渡すの?」

ふふん。翔ちゃん、心配してくれてるけど

そこらへんは俺ちゃんとしてるよ♪

「あの子に俺の連絡先渡した(`･ω･´)b」

どや顔で言った俺に対して

S「その子から連絡来なかったらどうすんの?」

あ…。

MJ「てか、その子の名前とか知ってる?」

あ…。

「ヤバいじゃん!!」

どうすんの?!

N「それ、渡せなかったら窃盗だよ(笑)」

ニノ!!

「ど、どうしよう…」

O「まぁ、連絡待つしかないんじゃない?」

「確かにそうだけど…。」

MJ「でもさ、なんでわざわざ着物持ち帰ってクリーニングしなきゃいけなかったの?お金だけ渡せば何回も会わなくて済んだのに。」

そうなんだけどさ…。

N「もしかして、気があったとか?」

////。

S「いやいや、だってもう付き合ってる人いるでしょ(笑)」

当然だと言わんばかりの翔ちゃんの顔。

「そ、そうだよ。」

でも、松潤が言うように

お金だけ渡さなかったのは、もう一度会いたかったから。

ただ、それだけ。

でも、その後

あの子から連絡が来ることはなく。

俺の家のクローゼットに着物がずっとあった。