いつもと違う朝 ページ10
いつの間に寝たのだろうか?
外はすっかりもう朝で、顔を左に向けると
そこには昨日タオから紹介されたパンダさん。
「え//」
そしてそのパンダさんの向こうには、私に抱き付いたまま眠るタオ。
「た//タオ//」
すると重い瞼を開いたタオ。
TA「あ、おはよう〜よく眠れた?」
「う、うん//」
昨日の事には全く触れないタオ。
だから、昨日の事は夢だったのかななんて思ったり。
それにタオはいい匂いがするなぁ
やっぱりイケメンは匂いからして違うのか…
って、考えている場合じゃない!!
「仕事行かなきゃ!!タオも準備しないと!!」
急いで支度をするAと
のんびり身だしなみを整えるタオ。
「あれ?タオ、パンダさんまだベッドに寝たまんまだよ?一緒に帰んなくていいの?」
のんびり支度していたのに、もう玄関で靴を履いて私を待つタオに言った。
TA「うん。置いてく。」
なんで?
「パンダさん、大切なんじゃないの?」
どうして置いてくの?
TA「Aがもう、1人で泣かないように、パンダさん置いてく。僕は今日でAとお別れだから。」
なんて、寂しそうに言うタオ。
そんな顔して言わないでよ。
本当は私だってすごく寂しい。
行かないで。
ずっとここにいて。
なんてことは言えないことは、十分すぎるほど分かっている。
だから余計に寂しいの。
「ありがとう。タオの分まで大切にするね。」
TA「うん。僕だと思ってちゃんと話しかけてあげてね。パンダさん、寂しがりやさんだから。」
そう言って、キャップを深く被ったタオ。
「もちろん。じゃあ、行こうか。」
私たちはアパートを出てた。
歩いている途中でタオが私の手を握る。
「タオ//?」
TA「まだ、寒いからね〜」
顔を赤らめるAとは裏腹に、そんなことをサラッと言っちゃうタオ。
このまま手を放してほしくないな。
そんなことをAが思っていたと知ってか知らずか
TA「あ!思い出した!この道を真っ直ぐ行けばホテルに着く!」
「あ//そう?よかったね。私はこの角を右に曲がるから、ここでお別れだね。」
自然と離れる互いの手。
TA「うん。A、本当にありがとう。いい思い出ができたよ。」
「私こそ。もう迷子になっちゃダメだよ(笑)」
そう言って、最後は笑顔でお別れした
いつもと違う朝。
これを誰かに見られていたなんて
知らなかったの。
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もも(プロフ) - Pierrotさん» コメントこまおです!!そう言っていただけるなんて、本当にうれしいです( ；∀；)明後日には更新再開したいと思います！ 読みにくいとおもいますが、どうぞお付き合いくださいませ(^-^) (2014年2月13日 23時) (
レス) id: 7032e2ddff (このIDを非表示/違反報告)
Pierrot - この小説おもしろいです！更新楽しみにしてます( ´艸｀)ふぁいてぃ〜んp(^-^)q (2014年2月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 0dd6acf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2014年2月2日 1時
