今夜だけ〜TAOside〜 ページ9
お風呂から上がり、Aから借りたジャージに着替えリビングを開けた。
するとAはパンダさんの隣で背中を震わせていたんだ。
泣いてる?
A「消えたい…」
震える声で呟いたA。
後姿しか見えないけど、きっと泣いてる。
僕はじっとしていられず、今日出会ったばかりの女性を抱きしめた。
TA「どうして泣いてるの?1人で泣かないで?僕がいるよ。」
さっき、彼氏はいたことがないって言ったA。
いつも1人で泣いてるの?
悲しみを1人で抱え込んでいるの?
泣くことは決して悪いことじゃないけど
誰かの傍で泣く方が楽になるんだよ?
A「タオ、私っ…」
子どものように、泣いているせいでうまく話せないのに、僕の胸の中でゆっくりと話し始めたA。
「A…」
聞かされたのはあまりにも残酷な話。
もちろん僕だってこの世界に入ってから、成功や努力、挫折などたくさんの事を経験したし見たり聞いたりした。
でも、やっぱり裏切りは耐え難い。
「あ、寝ちゃった…」
疲れたのか
僕がAの背中を擦るながら聞いていたからか分からないが
Aは規則正しい呼吸をしていた。
僕はAをそのまま抱きかかえ、ベッドへと寝せた。
顔にかかった髪をかき分け、僕も寝るために近くにあるソファへ向かおうとすると
A「…ぉ」
ん?
A「たぉ…」
一瞬目を開けて、すぐにまた眠りについたA。
「…ねぇ、パンダさん。今夜だけ、ね?」
僕は座布団に座っていたパンダさんを連れて、Aのベッドに入った。
でも、パンダさんも一緒なんだもん。
いいよね?
「A、今日は僕がずっと傍にいるから。」
その方が寂しくないでしょ?
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もも(プロフ) - Pierrotさん» コメントこまおです!!そう言っていただけるなんて、本当にうれしいです( ；∀；)明後日には更新再開したいと思います！ 読みにくいとおもいますが、どうぞお付き合いくださいませ(^-^) (2014年2月13日 23時) (
レス) id: 7032e2ddff (このIDを非表示/違反報告)
Pierrot - この小説おもしろいです！更新楽しみにしてます( ´艸｀)ふぁいてぃ〜んp(^-^)q (2014年2月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 0dd6acf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2014年2月2日 1時
