頭を冷やそう ページ6
TA「ねぇ、どうしてコーヒーの匂いがすごくするの?」
不思議そうにタオが聞いた。
「えっと…転んでコーヒーを頭からかぶっちゃって…」
とっさに付いた嘘。
今日初めて出会った人に、実は会社で嫌がらせを受けているなんて口が裂けても言えない。
TA「ははっ。Aはおっちょこちょいなんだなぁ。」
そう言って、またふにゃっと笑う。
どうやら、私はこの笑顔が大好きのようだ。
TA「じゃあ、早くコーヒーの匂いとらないと。お風呂入って来なよ。」
先ほどの笑顔から180℃変わって、Aに顔を近づけて言ったタオ。
「は//はい//」
え、色気半端ない//
またも赤面する顔をタオに気づかれまいと、そそくさと風呂場へ駆け込んだA。
パタンとドアを閉め、1人になり
「ふぅ、なんか、振り回されている気がする…」
名前と出身地しか知らない
今日出会ったばかりの人
タオさん。
「いかんいかん!!」
なんでこんなに意識しているんだろ。
友達でもない、出身も違う彼。
明日にはいなくなっちゃうのに
もっと一緒にいたいと思ってしまう。
「頭冷やそう…」
Aは赤くなりっぱなしの頬と
タオの事を頭から消し去るように、シャワーを浴びた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - Pierrotさん» コメントこまおです!!そう言っていただけるなんて、本当にうれしいです( ；∀；)明後日には更新再開したいと思います！ 読みにくいとおもいますが、どうぞお付き合いくださいませ(^-^) (2014年2月13日 23時) (
レス) id: 7032e2ddff (このIDを非表示/違反報告)
Pierrot - この小説おもしろいです！更新楽しみにしてます( ´艸｀)ふぁいてぃ〜んp(^-^)q (2014年2月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 0dd6acf36f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2014年2月2日 1時
