ラッキーな日 ページ21
今日は青木さんが休日で、亜衣さんからの嫌がらせを受けることなく仕事を終えることになった。
入社して以来の一番ラッキーな日かもしれない。
「すみません!!遅くなりました!!」
店員「いいんですよ。はい、これ朝に頼まれたケーキ。シャンパンもサービスしといたから。」
「わぁ!!ありがとうございます!!」
店員「いいえ。またどうぞお待ちしております。」
今日はタオと過ごす最後の夜。
タオと帰宅したら一緒にケーキが食べたくて、出勤する前に予約しちゃった。
「喜んでくれるかな、タオ。」
早くタオの笑顔が見たい。
早く会いたい。
そして言うんだ。
‘タオが大好き’って。
私は足早にアパートの階段を駆け上がった。
「ただいま〜。」
玄関を開けた。
しかしリビングは電気もついてなくて
タオの声もしない。
「タオ〜?寝てるの?」
リビングの電気をつけると、部屋にはタオがいない。
「まだ買い物なのかな?」
しかし私は部屋の異変に気付く。
「ない…」
タオと一緒にアパートを出た時にはあった。
タオのスーツケースがない。
そしてベッドに寝ていたパンダさんもいない。
タオがいたのは夢だったんじゃないかって思うくらい
私の部屋にはタオのものが全てなくなっていた。
「あ、夢じゃない…」
私にとっては大きな、部屋に脱ぎ捨てられていたジャージから
ほんのりタオの匂いがした。
「帰っちゃったのかな…?」
ねぇ、タオ。
まだわたし、あなたに返事をしていないよ。
私も好きって言ってない。
返事をする前にいなくなったってことは、振られたの?
それとも急な用事ができたから?
「私1人じゃ、こんなにケーキ食べれないよ…」
昨日のうちに言っておけばよかった。
あなたが好きって。
今日は全然ラッキーな日じゃないじゃない。
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もも(プロフ) - Pierrotさん» コメントこまおです!!そう言っていただけるなんて、本当にうれしいです( ；∀；)明後日には更新再開したいと思います！ 読みにくいとおもいますが、どうぞお付き合いくださいませ(^-^) (2014年2月13日 23時) (
レス) id: 7032e2ddff (このIDを非表示/違反報告)
Pierrot - この小説おもしろいです！更新楽しみにしてます( ´艸｀)ふぁいてぃ〜んp(^-^)q (2014年2月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 0dd6acf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2014年2月2日 1時
