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『…期待、しても、いいよ。』
ジンくんの手を握って、頷く。
もういっそ、この手から私の想い全部、ジンくんに流れ込めばいい。
「それ、言ってる意味、わかってる？」
わかってる。
告白ともとれるような言葉だってこと。
『私、ジンくんのこと…』
そこまで言うと、人差し指が私の唇に触れて、次の言葉を遮られる。
「だめ、待って、俺に言わせて。」
凛とした面持ちで、こちらを真っ直ぐに見つめられれば、もう何も言えない。
すぅっと一呼吸置いたあと、
「Aが好きだよ。」
ってジンくんが言った。
途端に視界が滲む。
この気持ちが芽生えた時から、絶対に伝えてはいけない気持ちだと決めつけていた。
伝えたところでなんにもならない、って。
ジンくんは、夢の中の人で、儚くて触れれば消えてしまう、そんな人だって。
でも、ほんとはどこかで、 " 同じ気持ちならいいのに。 " ってずっと思ってたんだ。
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onono - ものすごく面白かったです!! きゅんきゅんしました…! これからも、頑張ってください!! (2021年10月28日 22時) (
レス) @page46 id: 239f069ea4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し80780号(プロフ) - 今まで読んできたお話の中で1番のお気に入りです！！大好きすぎて何回も読んでます！ほんとに大好きです！！！ (2020年1月19日 15時) (レス) id: 55f92e687f (このIDを非表示/違反報告)
妃成(プロフ) - お友達申請しました! (2019年4月19日 21時) (レス) id: abd94d69e2 (このIDを非表示/違反報告)
平野 頼凛(プロフ) - 妃成さん» ありがとうございます！頑張って更新するので最後までどうぞお付き合い頂ければと思います。 (2019年4月19日 0時) (レス) id: 254110a055 (このIDを非表示/違反報告)
妃成(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます(*^-^*)お気に入りもさせていただきました(^-^) (2019年4月18日 19時) (レス) id: abd94d69e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平野 頼凛
| 作成日時：2019年4月11日 0時
