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Sweet 6 ページ6
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それからというと。
毎日のように放課後、体育館裏で二人で座り込んでは
Aの恋バナを聞く羽目になり。
胸のそこら中がチクチクと針で刺されたみたいに痛んで、
そろそろ限界だった。
そして一つ。
俺は嘘をついた。
「あのさ、俺、Aの友達の莉乃ちゃんのこと好きやねん。」
『え？！莉乃？！？！ほんまに？？！』
いや、声でかいわ。
周りにバレるやろ。
可笑しくてちょっと笑いそうになるのを堪えながら、頷いといた。
隣にいるAは
『いやあ、紫耀は見る目あるわ。莉乃は誰が見たって可愛ええもん。わかってる！』
とかなんとか一人で納得してる。
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作者名：平野 頼凛
| 作成日時：2019年4月30日 0時
