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Sweet 5 ページ5

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「…そう、なんや。でも、なんで俺?」


んー、と自分から話しておきながら少し悩むA。



『紫耀になら言ってもいいかなって。なんとなく?』



なんやねんそれ。

俺が廉に言ってまう心配とか、そういうのはないんか。




『大丈夫、だって紫耀は秘密は守る主義やって私は思ったから!』


「え?」


ほんまよくわからんわ。

でも、自分が一番よくわからんくて。

今だけは、俺が一番君のことをよくわかっていると思うと

謎の優越感に満たされていった。



廉の知らないAを、俺だけが知ってる。



" 特別 " なんだと。




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作者名:平野 頼凛 | 作成日時:2019年4月30日 0時

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