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Sweet 4 ページ4
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それからの日々は特に変わりはなかった。
あのこと以外。
廉は相変わらず、Aが、って話してくる。
変わったのは、君と挨拶をするようになって、
話す機会が増えて、気づけば廉抜きでも平気になっとった。
その時間がめっちゃ心地よくて、
俺はいつの間にか楽しみになってた。
『…あんな、紫耀にだけ言っておきたいことあんねん。』
「何？俺にだけ？」
コクと頷く姿が可愛い、なんて。
思うくらい、俺はハマってた。
『私、廉のこと好きやねん。』
心を読んだみたいに、聞こえてきた言葉。
いや、初めて会った時から知ってるわ。
でも、突然俺の胸に襲う、鈍い痛み。
その痛みに気づいた時、俺はもう手遅れだと思った。
Aが好きだ。
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作者名：平野 頼凛
| 作成日時：2019年4月30日 0時
