今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:52,809 hit
小｜中｜大
mint 8 ページ26
.
「廉のこと、同じ匂いのする人やと思った。でも私なんかとは全然違うくて…だから羨ましかった。」
廉は黙って私の話をうんうん、って聞いてくれる。
ほら、こういうとこ。
「目で追いかけて、気づけば好きになってた。まあその頃には手遅れやってんけど…」
既にAを好きな廉がそこにはいたから。
「…えーと、まずはありがとう。俺のくだらんことに付き合ってくれて。そんでごめん。莉乃の気持ち踏みにじるようなことして…」
「ちゃう！私の気持ちは踏みにじられてない。だってこの何ヶ月か廉の隣にいられて私は幸せやった…」
なにも謝ることなんかない。
私の選んだことに、廉を責め立てることはない。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：平野 頼凛
| 作成日時：2019年4月30日 0時
