いつも、となりで。4

普通に ページ31

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『ふ、普通に、雑談…』

「普通に、ねえ。」



廉はそう答えながら、全然腑に落ちてなさそうで、紫耀は無言でこちらを伺っていた。




「俺はてっきりこれくらいの距離で話したんかと思ったわ。」



揺れた視界。


廉の吐息が耳にかかる。


紫耀も歩み寄ってきて、私の肩に頭を置いた。




その頃、六限目の始まりを知らせるチャイムが聞こえてきた。



『…じ、じゅぎょ、う…』






「そんなん」「そんなの」


「「どうでもいい。」」



口を揃えて言われてしまった。


六限目もサボり確定だ…。



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