好きでいること ページ10
.
「ほんとは余裕なんてない…好きすぎて死にそう…」
ハスキーな声が切なさを増して、頭上から降りかかる。
この何年もの間、ずっと私を好きでいたこと。
それってすごい事だ。
なんの見返りもなく、ただひたすら好意を持つことが簡単じゃないことは私にもわかる。
『ありがとう。』
「なんのお礼…？」
『んー？好きでいてくれたこと、かな。』
ぐっと私を抱く紫耀の手に力が入る。
「だいすき。」
それだけ言うと、そっと離れていく。
温かさが消える。
離れるのが名残惜しいと思ってしまったことは秘密。
「また明日。」
自分たちの部屋の前で別れた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 653人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお - この話めちゃくちゃ好きです！これからも頑張って下さい♪どっちにいくのかドキドキです(笑) (2019年1月18日 0時) (
レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - どっちに行くのかハラハラドキドキ！！でも永瀬くんなのかなーって思っちゃう感じ...ワクワクする！！紫耀くんにはいくのかな？？あーたのしみです！！更新頑張ってください！！応援してます！ (2019年1月17日 13時) (レス) id: 35dac487ea (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - この話すごく面白くて好きです。これからも更新頑張ってください！ (2019年1月15日 22時) (レス) id: 4c2853d478 (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - こんにちは。１と２もずっと見てたんですけどこの話めちゃ好きです☆これからも頑張って下さい。 (2019年1月11日 20時) (レス) id: 3693da83d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：平野 頼凛
| 作成日時：2019年1月6日 9時
