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「渚...」
幼い頃、4人でよく練習していた思い出の場所。
そこで海を見つめる渚は何かを決心したような横顔だった。
「なぎ「部長〜〜〜!!」
名前を呼ぼうとすると、先に言われた。
....高杢め。
安保「おい、金ちゃん!!」
渚の元へ走っていく高杢をみんなで追いかける。
高杢「部長〜〜!!早まるな!!命を無駄に....!」
渚「あ!」
高杢はロープに引っかかり思い切りこけた。
こけた先にはロープが入れてあったカゴがあり、なんとか海に落ちずにすんだ。
と、みんなでホッとしたのも束の間。
"バッシャーーーン!"
桑田「あ、落ちた」
安保「落ちた」
落ちた高杢を無視して3人で渚の元へ行く。
裕人「渚、なにやってたんだよ」
渚「いや海を...みんなどうしたの?」
不思議そうにみんなを見ながら聞く渚。
裕人「お前がいなくなったって、こいつから聞いて。...心配したんだよ、」
裕人は隣にいる私を前に出して言った。
渚「あ...」
桑田「..あ、で、1番心配したのが....」
安保「おい金ちゃん、大丈夫?」
溺れかけている高杢を指しながら言う。
高杢「助けて!助けて!!」
安保「お前、漁師の息子だろ!」
桑田「早く上がってこい!」
犬かきをしながら必死な顔で助けを求める高杢にみんなは大ウケだった。
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裕人「なんでもかんでも頑張りゃあいいってもんじゃねえよ。
....いい子になろうとすんな」
渚「裕人...」
先生と渚の話がひと段落したところで声をかけた裕人。
桑田「まあ、美崎高校って時点でいい子でもなんでもねえしな」
安保「むしろ世間の嫌われ者?」
高杢「それが取り柄だし!」
樋熊「そんなもの取り柄にするな」
先生の言葉で笑いが起きる。
「...無理して家族になろうとしなくていいんじゃないのかな」
渚「...」
蓮「家族は家族だし、仲間は仲間。
...だよね?」
私の言いたかったことを言った蓮は確認を取るように微笑んだ。
裕人「なあに2人して、真っ当なこと言ってんだよ」
高杢「俺たち仲間だし!」
安保「よし!いくぞ!!」
「え?!ちょっ!」
安保くんに押されて海にダイブ。
同じように押された蓮と裕人は楽しそうに水をかけ合ってた。
「つめた..!」
蓮「Aも早く!」
「..うん!」
高杢「俺ばっかかけんなし!」
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チョコ - いよいよ5話ですね!!すっごく楽しみです!!頑張ってください!! (2016年8月28日 18時) (レス) id: 4942bc67fe (このIDを非表示/違反報告)
べる(プロフ) - 続編楽しみです! オリジナルタグ、はずし忘れていませんか? (2016年8月28日 18時) (レス) id: ed26bf2fee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みそ | 作成日時:2016年8月28日 17時