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先生の掛け声で練習が始まろうとしていたとき、井川くんが立ち上がった。
立ち上がった井川くんの目線の先は隣の蓮だった。
井川「..木藤良先輩、席を代わってください」
そう言って頭を下げた。
蓮は優しく微笑んで"いいよ"と言って井川くんと席を代わった。
その様子を見た私はなんだか嬉しい気持ちになって、思わず笑みが溢れた。
周りを見ると、私と同じようなリアクションをした部員たちが沢山いた。
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「...？」
帰りのバスで窓の外を見ていると左肩に重みを感じた。
振り返ると僕の肩にすやすやと寝息をたてて眠るAがいた。
安心しきって眠るその顔に思わず笑みがこぼれる。
「..お疲れ様」
合宿の期間中は色んなことに気を回していたから相当疲れたはず。
「(でも....あそこでAが飛び出すとは思わなかったな)」
先生と出会ってから、僕のことをよく"変わったね"と嬉しそうに言うAだけど
間違いなくAも変わり始めていると思う。
昔の彼女に戻りつつある気がする。
もしかして、....
サックスを吹いている君に、近い未来。
もう一度会えるかもしれない。
少しワクワクした気持ちになって、
ふっ、と笑みを漏らした。
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カシャ
高杢「撮れたし！」
桑田「おお！見せろ見せろ！！」
安保「距離近すぎだろ！！」
1番後ろの席は不良たちが陣取っていて、その前には木藤良と坂下が座っている。
そんな2人の寝顔を撮る高杢たち。
撮るやいなや盛り上がる３人。
その様子を青島は呆れたように見ていた。
井川「あの、！」
裕人「..あ？」
井川「青島先輩と木藤良先輩と部長とA先輩って、幼なじみなんですよね？」
裕人「ああ、」
井川「じゃあ先輩達が楽器を始めたのってA先輩の影響ですか？」
高杢「あー確かに」
安保「近くに世界的に有名なんていたら、なあ？」
桑田「影響されちまうよなあ」
頷く３人を横目に青島は"俺と渚はちげえよ"と井川の目を見て言った。
裕人「...でも蓮は、..そうだろうな」
不敵な笑みを浮かべる青島。
井川「やっぱり...」
何かを考える井川の後ろでまたもや３人は盛り上がっていた。
安保「木藤良と坂下って...」
桑田「だな！！！」
高杢「青春だし！」
裕人「(うるせえ...)」
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暁 - ページ14の、 マウスピースを外して、 サックスをケースの中に入れる。 って所なんですけど、サックスは、マウスピースじゃなくてリードですよ。 (2016年8月29日 16時) (
レス) id: 0aefdbeff4 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - チョコさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*^_^*)私も早く書きたくてうずうずしてます！笑 ５話からは続編で書く予定なので良かったら見てください*\(^o^)/*ありがとうございます！ (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 月琉さん» コメントありがとうございます！頑張ります*\(^o^)/*！ (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - ruiさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきましたm(_ _)m (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - NONAMEさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*^_^*) (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそ | 作成日時：2016年7月24日 23時
