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「自分がやれないくせになに言ってたんだろ...」
渚「...仕方ないよ、蓮の気持ちわからなかったわけだし」
手際よく部活の準備をしながら、私の話を聞いてくれる。
吹奏楽部で忙しいのに私のことまで気にかけてくれる渚は本当に優しくていい子だなって思う。
「でも...私、自分のことを棚に上げて蓮に裕人にバンドまたやってほしいとか言っちゃって、、はあ」
思い出すだけで申し訳なくなってくる。
裕人も蓮も安保くんも桑田くんも高杢も。
みんなはみんななりに考えて悩んでた。
ずっと葛藤の中にいたんだ。
なのに、私は...
「みんなのことちゃんと考えてなかった...」
渚「...、」
「一方的に自分の気持ちを思いを言って。
みんなの気持ち考えてなかった...本当最低だ、私」
机に力なく伏せる。
ネガティブなことしか言えないくらい心は沈んでいた。
蓮は優しくまたサックスをやってほしい、って言ってくれた。
私の気持ちまで見透かしていた。
蓮があの時、言ってくれなかったら私は自分の気持ちに嘘をつきながら過ごしていただろう。
「また考えたら落ち込んできた...」
ガックリと肩を落とす私に渚は"考えても仕方ない思うけどなあ"と呟いた。
渚「少なくとも昨日のことで裕人と蓮は前を向き始めていると思う。だからAも前を向かないと置いてかれちゃうよ？」
「...置いて、かれる？」
渚「サックスだって逃げてばかりじゃなくて、いつかは向き合わないとって自分でもわかってたんでしょ？」
"え？"と渚を見上げると、"何年一緒にいると思ってるの？"と言って得意そうに微笑んだ。
渚「少しずつでもいいから、向き合ってみようよ。」
「うん...」
渚「よし！そうと決まれば音楽室に行こう！」
「え？！ちょっ、待って！」
渚「ん？」
目をキラキラさせて腕を引っ張り、走り出した渚を止める。
「蓮に話してからでも、いい？」
渚「..ふふっ。じゃあ音楽室で待ってるね！」
「なんで笑ったの？！」
渚「ううん。なんでもない！じゃあ、またね！」
「え？！あ...」
足早に去って行ってしまった....
なぜか笑った渚を不思議に思いつつも、
蓮を探しに歩き出す。
と、言っても。
さっき校門から出たのが見えたからきっと...、
裕人と蓮の靴がないのを確認して、下駄箱で待つことにした。
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暁 - ページ14の、 マウスピースを外して、 サックスをケースの中に入れる。 って所なんですけど、サックスは、マウスピースじゃなくてリードですよ。 (2016年8月29日 16時) (
レス) id: 0aefdbeff4 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - チョコさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*^_^*)私も早く書きたくてうずうずしてます！笑 ５話からは続編で書く予定なので良かったら見てください*\(^o^)/*ありがとうございます！ (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 月琉さん» コメントありがとうございます！頑張ります*\(^o^)/*！ (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - ruiさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきましたm(_ _)m (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - NONAMEさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*^_^*) (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそ | 作成日時：2016年7月24日 23時
