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帰り道、少し前を歩く裕人を見つけて声を掛けると"飯行くか"と誘われた。
裕人に誘われるのなんて久しぶりだったから、首がもげるんじゃないかってくらい頷いた。
「そういえば蓮は？」
裕人「知らねえ。またあそこじゃねえの」
「あそこって...海？」
裕人「多分な」
ふーん、と言って周りを見渡すと
後ろに座っているテーブル席の人と目が合った。
なんとなく頭を下げると、ぎこちなく頭を下げられた。
奈津紀「有馬さん！」
「(有馬さん...？)」
聞き覚えのある名前に裕人と顔を合わせ、振り返ると
渚「あ！え、Aも！」
「奇遇だね！」
樋熊「２人か。珍しいな」
はい、と笑顔で返した私に裕人は少し睨んで視線を前に戻した。
奈津紀「え？知り合い？」
樋熊先生は嬉しそうに頷いた。
「え、ちょっと？！」
裕人は学ランを持って立ち上がった。
樋熊「まあ座れよ。奢るから」
裕人「頼んでねえよ」
「来たけど、...カレーライス」
裕人が座っていた席に置かれたカレーライスに目配せすると裕人はバツが悪そうな顔をした。
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奈津紀「そんな子達がどうしてバンドをやめたの？」
先生と席を交換して、
奈津紀さんと渚と一緒のテーブルに。
奈津紀は大学でフルートを専攻していて、
プロは厳しいからと教師を目指しているそう。
しっかりしていて素敵な女性だなあ....
と思っていると、奈津紀さんは"青島"に怒り出した。
目の前にいることがわかっている私と渚はヒヤヒヤしながら目を合わせた。
裕人「喧嘩ですよ。...文化祭で乱闘事件起こして。それでその"青島"って奴が手に怪我をして、ギターを弾けなくなったから辞めたんです」
裕人は淡々と話しているけどその背中は悲しそうに見える。
そんなところに奈津紀さんは爆弾を落とした。
奈津紀「ギターがだめなら、他の楽器をやれば良かったのに」
渚「奈津紀さん！」
奈津紀「早い話、挫折したんでしょ？」
裕人「...、」
「...もう一度やろうとしました。」
立ち上がって帰ろうとした裕人が、
私の方を振り向いて動きを止める。
「だけど「A、帰るぞ」
私の言葉を遮って手を引く裕人。
「ちょっ、裕人！」
樋熊「青島！」
私の手を引っ張って早歩きで先を行く裕人の後ろ姿はなんだか独りに見えた。
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暁 - ページ14の、 マウスピースを外して、 サックスをケースの中に入れる。 って所なんですけど、サックスは、マウスピースじゃなくてリードですよ。 (2016年8月29日 16時) (
レス) id: 0aefdbeff4 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - チョコさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*^_^*)私も早く書きたくてうずうずしてます！笑 ５話からは続編で書く予定なので良かったら見てください*\(^o^)/*ありがとうございます！ (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 月琉さん» コメントありがとうございます！頑張ります*\(^o^)/*！ (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - ruiさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきましたm(_ _)m (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - NONAMEさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*^_^*) (2016年8月28日 18時) (レス) id: aacf3bfc4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそ | 作成日時：2016年7月24日 23時
