もう一度 【宮侑】

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治｢ほんま久々やなAも角名も｣
角名｢そうだね｣
『うん。』

私は高校卒業後、女優の道へと進み、最近その成果が出始めた。
倫太郎は侑と同じくプロの選手として活躍してる。チームは違うみたいだけど。
治は宣言通り自分の店をもった。
銀はジムのインストラクターとして働いている。

すごく誇らしい。
それぞれが望む夢を叶えたのだから。
そんな彼らと高校3年間という短くも長い、特別な時を共有できたのはすごく嬉しい。




角名side

銀｢A最近むちゃくちゃ人気出たな｣
『ありがたいことに』

高峰A
稲荷崎高校出身であれば、彼女のことは誰もが知っているだろう。
当時から高嶺の花として有名だった彼女は卒業後、女優の卵としてその手の事務所に所属。
昨年、某有名な俳優さんと共演、それと同時に主演。
そのドラマが運良くヒットし一躍有名女優になった。
なんなら俺や侑よりも知名度はある。確実に。

角名｢ファンにAの高校時代どんなでしたかってよく聞かれる｣
治｢あ、俺もや。店でよく｣
『それは素直に嬉しい。で、なんて答えてるん？』
角名｢ん？問題児でしたって｣
治｢演技派でしたって答えてるけど？｣
『、、、、角名。今度のインタビューであることないこと言うたるからな』


角名｢げ、、、｣
治｢どんまい｣
銀｢いらんこと言うからや｣

『ふん。』

、、、最悪。絶対小森にからかわれるじゃん。

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