操り人形 (ページ18)

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お兄ちゃんページ18

「仕事かあ、」

そう言って深く息を吐いて、

ニコッと笑ったお兄ちゃん。

本当に何考えてんのかわかんない。

「花屋、カフェ、んー。」

本当はカフェがやりたいなぁ、

お兄ちゃんから教わって、お兄ちゃんよりも上手くなったコーヒーの淹れ方と、独学のカフェアート。

兄「ふふっ、カフェ、いいんじゃない？」

なんでも見透かされてる気がして、

少し反抗したくなるけど、カフェ。

やってみようかな。

お父さんが出した条件は、

1.企画書を出す
2.土地を見つける
3.好きなことをする事。

中目のLDH事務所の一本道を入ったところに、

白と黒を基調として、花を沢山置いて、

雑貨や、食器は、私が大好きなフィンランドのものを使おう。

カウンターは6席。
テーブルは6席。
外に2席。

仕切りを置いてテーブルのうちに席はそこに置いて、アーティストなんかがきてもオーケーにしちゃう。

メニューは

豆は、おすすめと日替り、国ごと。
ミルクと、ブラックと、カフェラテと日替りで、アイスとホット。
ケーキ作りも得意だからそれも出そう。
軽いランチなんかも！

軽くまとめて父に出すとOKをもらえて、

早速お店を作ってくれるって。

私みたいに悩んでる人も、
臣みたいに人を愛することが出来る人も、
れおみたいに優しい人も、

どんな人も来れるそんな暖かいお店にしよう。

強い思いを込めて、

お店のなまえは

"Innocent"

罪がない、罪なき人が来る場所ってこと。

どんな人にも罪はない。

key word
真っ黒な落とし穴