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HS「女って…なんで急にプロジェクトに？」
WZ「おいスニョン」
HS「俺ら真剣にやってんじゃん。なのにここにきてヨジャ？」
1人、目の前の女の子…もとい、ももさんを前にしてそう言うスニョン。
さすがにマズイんじゃないのか。そう思って女兄弟のいるスングァン辺りに声をかけるよう言おうとした時。
『〈あぁぁ、なんて言ってるのこれ…どうしよう、〉』
JN「、！」
WN「中国語…？」
ももさんの言葉にジュンが反応したっていうことは、恐らく彼女が喋っているのは中国語。
…もしかして、韓国人じゃないのか。
JN「〈…君もしかして中国出身？〉」
『！？〈そうです〉』
JN「〈僕もだから安心して！メンバーは今ちょっと戸惑ってるだけだよ〉」
『〈は、はい…〉』
なんて言ってるのかは全く分からないけど、ももさんは多分中国出身で。
HS「…ジュナ、そいつにダンス見せろって言ってよ」
DN「ヒョン！いきなりそんな…」
WZ「…いや、むしろ先に見せてもらった方が良いだろ。これからの為にも」
DN「ウジヒョンまで、」
ジュンは遠慮がちに彼女に何かを言って。ももさんは少し悩んだ後、リュックからシューズを取り出して靴を履き替えた。
…え、まじで急に見せてくれんの。
正直、ここでスニョン達から認められるのは結構難易度が高いと思う。アイツが本気でデビュー目指してるのは俺達も痛いほど分かるし。
『お、音楽…？欲しいです』
MG「！りょ、りょうかい！」
ミンギュが急いで音楽を流しに行けば、彼女はトントンっとつま先を軽く床に打ち付けて、俺たちの前に立った。
WN「…!」
伏し目がちだった彼女と初めて目が合ったとき。
一瞬。時が止まったと思った。ダンスを見る前から分かる。
WN「(この子、結構すごい子かも。)」
音楽が流れ始めて彼女が踊り始めれば、より目が話せなくなった。
どうやったら、女の身体でここまでダイナミックな動きができるのか。
ちょっと、ていうかだいぶ悔しいけど、俺らよりも上手いんじゃないかこれ。
さすがにこれは…
WN「(スニョンも認めるだろ…笑)」
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作者名：mm | 作成日時：2023年6月11日 18時
