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苦手なもの ページ15

Youside








『うぎゃぁぁぁぁあああ!』








撮影から帰ってきてからふと天井を見てみれば、明らかにソコには無いはずの黒い物体があって。







『むりむりむりむりむり』







思わず大声を上げればカサカサっと動く大きいクモ。


ソイツから目を逸らさ無いように手探りでカバンを漁ってスマホを取りだす。







『(…こんなことで連絡していいのかな、)』






瞬間的に我に返って考えてみれば、普段多忙な日々を送っている彼らをこんな夜中にクモが出たなんて理由で呼んでも良いのかと思い始めて。









カサッ








『いや無理!!』







流石にダメだ。私一人じゃどうしようも出来ない。


心の中で全力で謝りながら、誰だか分からずカトクの履歴で1番上の人に電話をかけた。







??「ん、もしもしー?」






『うぉぉ!1番強そうなのきた!!』←






??「何言ってんの?笑」





『グクオッパ〜緊急事態なんです、!』







電話の相手は筋肉ウサギことグクオッパで。


オッパなら虫なんて一瞬で葬ってくれるだろう。←








『とにかく助け…うわぁぁぁっ!?』






JK「は、ちょ、何?もも!?」
「サセンとかなら早く警察に…」






『クモ!クモが動きました!!』






JK「…は?クモ?…ももなら倒せるでしょ」










かなり大事な勘違いをしているオッパに慌てて訂正をして訳を話せば、笑いながらそう言うオッパ。








『オッパ…、お願いですから来てください…』






JK「うっ、」








いきなり唸り声を出したかと思えば、電話の向こうから「くっそ、なんで今日掃除当番なんだよ…いやでも、困ってるし…あぁっ!」なんて言葉が微かに聞こえてきて。


なんかめちゃめちゃ心の声漏れてる←








JK「…もも、今からだと俺ちょっと行けないけどさ、代わりに優秀な人送るから」






『優秀な人?』






JK「うん、だからちょっと待ってて」







『わぁ〜ありがとうございます、!』






JK「ちゃんとクモ見張っといてよ?」






『りょうかいです!』











オッパにそう言われ、私は"優秀な人"を待つことにした。

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ユウヒ - これから読みます。ateez好きなので、出してくれたら嬉しいです。 (6月18日 19時) (レス) id: 726d0570f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mm | 作成日時:2022年6月21日 21時

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