すみません、ガチの方です。【BTS】 (ページ11)

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JMside

『あ！記念に撮っておきましょ！笑』

そう言ってももはスマホを取り出して。

僕がももの一言一言に胸を高鳴らせていることなんて知らないんだろうなって考えたら、なんだか少しモヤモヤしてきた。

だからせめてもの反抗心で、

『！うぐっ、』

JM｢はい、チーズ！｣ｶｼｬｯ

『あー！オッパ酷いです！私顔潰れてるじゃないですかぁ！』

カメラロールを見てみれば、僕に片手で両頬を潰されてタコみたいになってるももと、その横で糸目で笑っている僕が写っていた。

…写真を撮る直前、ももの肩に回そうとした手は瞬間的に頬へと移った。

いきなりそんなことして引かれるのも嫌だし、僕は…本気、だから。

『覚悟しといて下さい？あと半日でオッパの事故画撮りまくりますから！笑』

JM｢え！それはやめてよ～！｣

『嫌ですー！』

JM｢あ！あそこにももの好きなアイスある！残り1個だって、先に買っちゃおうかなー？｣

『！？ちょっと待ってくださいっ』

JM｢置いてっちゃうぞー｣

歩き始めた僕に必死で追いついてくるもも。アイス、たくさん在庫あること気付いてないのかな？笑

『アイス半分こですからね！やくそく！』

JM｢！うん、約束ね？｣

指切りげんまんをして、そのまま自然と小指だけ繋がれた状態でももと歩く。

…なんの拷問だこれ。手、繋いでいいの！？どうしよう！？

脳みそフル回転で考えながらも、隣で『あっいっす～』なんて口ずさんでるももを見てたら、隣にいられるだけで幸せだなって思えてきて。

JM｢…うん、幸せ｣

『？オッパ何か言いました？』

JM｢ん？なんでもないよ～｣

今は"まだ"、これで我慢。