86: ページ37
何事もなかったかのように。
大きく伸びをして
「マジでいー天気だなー」
って目を細める
手を握られて
心臓がトクンと鳴って。
中学生みたいな自分に笑えてくる。
「起こしちゃいましたね、眠くないですか？」
「なんか、目冴えた。Aは？」
「ふふ、同じです。」
もう1度、抱きしめられて
首筋にチュッと口づけを落として
「ふ...」
っと小さく息が漏れた。
「気持ちよく寝れるように。
疲れること、する？」
「えっ」
「ジョギングとか」
「あ、はい...」
「くくく、何だと思ったの？」
「いえ、運動って何かなって考えただけです！
なんか疲れた。寝ます。」
ベッドへ直行して布団に潜る。
ドアに背を向けて寝っ転がってると
背後からガタンとドアの開く音。
ベッドに潜り込んできて、
つんつんと背中をつつく。
弄ばれたのが悔しくて。
無視を決め込んでると
「Aちゃーん」
ってまた背中をつんつんして。
「寝ちゃったかぁ...」
って首筋に何度もキスをする。
くすぐったい刺激に
少し身がよじれて。
寝てるふりって絶対わかってるくせに...
カムアウトのタイミングを逃した私に
イタズラをエスカレートさせる。
Tシャツを捲って
背中に指を這わせる
それを追いかけるように舌がなぞって
「ふ...ん...」
「寝てても、反応してくれんの。うれし。」
あー...悪魔...
手がスっと前に回ってきたから
さすがに制して
「寝てるの、邪魔されるの嫌なんですけど」
「あれ？邪魔だった？
気持ちよさそうに寝てたんだけどなー
ちゃんと感じながら。」
「感じてませんし。背中、こしょばかっただけです。」
「あれ？寝てたのに、何されたか分かってんだ。」
しまった、って思った時にはもう遅くて。
「俺に嘘つくとか、いい度胸してんじゃん？」
って低めの掠れ声で言われて。
心臓がドキンっておっきく脈打った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 735人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さとらぶ(プロフ) - MMさん» 再度すみません、設定の問題でした。表示されました！！ これからも楽しみにしていますので、更新頑張ってください♪ (2018年10月14日 3時) (
レス) id: 7540a8a661 (このIDを非表示/違反報告)
さとらぶ - MMさん» お返事ありがとうございます。先ほど見て見たのですが、「MAKES ME CRAZY」の6までと、「Re****」の番外編含め3つの計9つの作品しか表示されません… 「Re****」がフラグ編かと思いきや、別のお話でしたのでご連絡させていただきました。再度よろしくお願い致します。 (2018年10月14日 2時) (レス) id: 7540a8a661 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - さとらぶさん» コメントありがとうございます♪お読み頂き嬉しいです♪評価の少し下にある作品を全表示からご覧頂けると思います♪ (2018年10月13日 18時) (レス) id: 0846006888 (このIDを非表示/違反報告)
さとらぶ - 初めまして！小説読ませていただきました、すごく面白くて、どんどん読んじゃいます！！フラグ編はどうやって飛べばいいかお尋ねしてもいいですか？よろしくお願い致します (2018年10月12日 19時) (レス) id: 7540a8a661 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - 羊羽。（よう）さん» 初めまして。コメントありがとうございます。わかって頂けて何よりです♪コテコテの京言葉にならないように、かつニュアンス伝わるようにが難しいです。。が、伝わってますでしょうか？心配です(;_;)これからもよろしくお願いします♪ (2018年9月17日 18時) (レス) id: 0846006888 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MM
| 作成日時：2018年9月3日 18時
