7【8/20up】 ページ7
2人で並んでバーカウンターに座って
「大ちゃん……なんで……？」
大野「着いてすぐここに来たよ。俺ら、よく来る店だから。」
「そう、なんだ……」
大野「今日、楽しかった？」
「うん、とっても。」
大野「よかったね」
そう言って頭を撫でてくれる。
大野「帰ろ。車、呼んであっから」
別荘に着くまで、そこから一言も会話がなくて。
タクシーの中では、ひたすら窓の外を見てた大ちゃん。
鍵を開けて、玄関に入って。
ガタンとドアの閉まる音がしたら
潰されそうなほど抱きしめられる
「大……ちゃん？どした……？」
大野「行かせんじゃなかった。行っておいで、なんて言うんじゃなかった」
「え？」
大野「だってこんなカッコするとか聞いてないし。前の彼氏来てるし。2人きりで喋ることとかあんの。なんで……2人っきりになったの！」
「おお、ちゃん……」
ごめん……頭冷やす
って呟いて、私から離れたら。
洗面台からジャーって水の流れる音がする
コーヒーをいれて、戻ってきた大ちゃんに手渡す。
顔を洗ったのか、前髪が濡れてキラキラして。
でも俯いた目はどんよりしてる。
ソファーにぽすんと座った大ちゃんは
床の1点をじっと見つめていて
大ちゃんの足元に座って、顔を覗き込むけど
壊れたお人形のように動かなくて
そっと……
大ちゃんの手を取った
「大ちゃん……苦しいも、悲しいも、怒りも……全部ちょうだい」
なさけな……って小さく呟いた大ちゃんの目は苦しそうで
「約束……なんでしょ？」
そう言うと、静かに目を伏せてふぅって息を吸い込んで
大野「Aは、俺より、あいつのがいい？
その方が幸せに……なれる？」
一気に吐き出す。
大野「今日、テラスで話してたの。聞こえた。」
ハッとして、背筋が冷たくなる
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MM(プロフ) - satochanさん» satochanさま。コメントありがとうございます。また再開の折はどうぞよろしくお願いします♪ぜひまた遊びにいらしてくださいね！ (2018年11月9日 10時) (
レス) id: e8d01394d8 (このIDを非表示/違反報告)
satochan(プロフ) - こんにちは！お話読見終わったら次はパスワードと知りそのお願いをしようと思ってた所でした…早く外れて教えていただけるのを待っています。甘い優しいおーちゃんがいつも好きですよ！ (2018年11月5日 13時) (レス) id: cb848a8eed (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - なるちゃんさん» コメントありがとうございます♪楽しんで頂けて良かったです♪ (2018年9月14日 23時) (レス) id: 0846006888 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - とてもおもしろかったです！ありがとうございました！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - サラーさん» サラーさん、またコメントありがとうございます♪感想聞かせて下さりとっても嬉しいです。優しいって幸せと直結しますよね。また遊びにいらしてください(//∇//) (2018年8月25日 7時) (レス) id: 805c6a14f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MM
| 作成日時：2018年8月19日 12時
