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結局、メニューは決まらずオススメをと言われた。
つぶ貝とアスパラのバター炒め
鶏のトマト煮込み を出した。
あの時と同じ、おいしいとは言ってくれない。
酷い沈黙が流れる訳でもないけど、会話が弾んでるとはお世辞にも言えない。
その時
「おつかれー」って声とともに大吾が入ってきた。
大吾「まだ時間じゃないのにサボってー」
早めに看板の電気落とした事を責められる。
大吾「あっ、いらっしゃいませ」
大野さんに気づいて姿勢を正す大吾。
大野「お邪魔してます」
A「ビールでいい？」
大吾「うん。マジ疲れたーーー」
A「じゃあ、特製のオイルサーディンのチーズ焼き出してあげる」
大吾「おっ！大好物ちゃん♪」
ビールを出してあげると、嬉しそうに飲む。
大吾「あれ？Aも飲んでんの？仕事放棄？ 笑」
A「大野さんがご馳走して下さって」
大吾「よかったじゃん。酒飲みにはたまんないね」
A「もう！」
大野「なに、Aちゃん、めっちゃ飲むの？」
大吾「酒豪ですよこの人」
A「大吾！やめてってば」
大野「じゃあ好きなだけ飲んでね」
大吾「そのうちワインラッパ飲みするんじゃない？」
A「ちょっと。チーズ焼き、焦げ焦げで出すからね。」
大吾「ダメっ！それはダメ」
大吾が来てから笑い声が溢れる。
大吾「大野さん、これちょっと食います？俺の好物」
大野「固いわ。智でいいよ。ちょっと食べる」
大吾「んじゃ智くんで。ね、うまくないすか？」
大野「ん、いける」
やっぱりおいしいわけではない。
2人はあっという間に打ち解けてて。
大吾「Aとは小学校一緒で。たまたまこの店で再会してからこき使われてるんすよ」
A「なっ！！」
大野「あちゃー。大吾おつかれだね」
A「こき使ってないですよ！！」
大吾「酒豪だし、サバサバしてるし、ちょっと枯れてるんすよ。なんていうか、オヤジっぽいんですよね。もうちょっと女の子らしくすればいいのに。」
A「性別変えないでよ」
大野「んふふふ！オヤジって！」
お腹抱えて笑う、んふふさん。
大吾「こないだも、智くんのコンサート帰りの女の子見て、かわいいなぁってニヤついてて。ヤバいオヤジでしょ？」
A「もーいいじゃん！」
大吾「こりゃ彼氏もいないわけだよ」
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MM(プロフ) - サラーさん» サラーさん、コメントありがとうございます。嬉しいお言葉……もったいないくらいで(>_<)またお会い出来るのを楽しみにしています♪ (2018年8月20日 9時) (
レス) id: 155c80bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
サラー(プロフ) - すごくステキなお話ですね♪♪♪( ＾ω＾) (2018年8月19日 22時) (レス) id: 66c911b96a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MM
| 作成日時：2018年7月31日 23時
