凡人ですけど何か？

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「わかったよ。黙っとく」

そう言ってカイオッパの横を通り過ぎると、軽く腕を掴まれて引かれた。

「ん？」
KI「･･･今夜お前の宿舎に行くから」
「えっ？」
KI「寝ないで待ってろよ。ま、寝てたら寝込み襲えるから好都合だけどな(笑)」
「はぁ？何言って」BK「ソイナ！」

私の言葉に被せてベッキョンオッパが叫ぶ。

「どうしたの？」
TN「大丈夫だよ〜♪」
BK「なわけないだろ！こんなに血が出てる！」
TN「ちょっと切っただけだもん(笑)」
BK「パボ！収録前に落ち着きないからこんなことになるんたぞ！」
TN「ベク怒んないで？」

うるうるした瞳でオッパを見詰めるティナオンニの指を舐めるベッキョンオッパ。

「わぁお。大胆」
KI「お前も怪我すれば舐めてやるよ」
「結構だよ」

CY「ダミ〜あんなの見せ付けられたら俺も嫉妬しちゃう〜」
DM「もー(笑)人前なんだから」

とか何とか言っちゃって堂々と膝枕なんてしちゃってるし。
このバカップルども。

HY「お前らなぁ」
SH「そんな膨れっ面しないの〜♪」
HY「や、やめろよ///」

ほっぺをツンツンされてまた赤くなるハヨンオンニ。
結局ラブラブなんだね、皆。

何かちょっと悔しくて、寂しくて･･･
チラッとミンソクオッパを見ると、優しく微笑んでる彼と目が合ってしまった。

「///」
DO「ねーねー」
「何」

そんな私の至福の時間をぶち壊してきたのは、他でもないギョンスオッパ。

DO「これ」
「何それ」
DO「プレゼント。開けてみて」
「･･･え？」
DO「お前にそっくり」

そう言うと私の手の中にある小さなウサギのマスコットを私の顔に近付ける。

DO「ほら、ちっちゃな自分に挨拶は？」
「･･･するかアホ」
DO「しなさい」
「･･･もー。はいはい。すれば良いんでしょ？ヤッホーちっちゃな私」
DO「OK。これでお前のモノ」
「ありがとう」
DO「ん」

無愛想にそう言うと、トコトコ元の場所へ戻るオッパ。
何なんだ？

そう思ってると不意に誰かに肩を叩かれてその方を見上げる。

SE「ねぇ」
「何？」
SE「ダミヌナが昔ミンソギヒョンと付き合ってたって本当？」
「え？」

何それ。私の方が初耳ですけど･･･
ダミオンニが元カノなの？

ズキッ･･･

心臓が鈍い音を立てて痛みだす。

「どうしてそんなこと私に聞くの？」
SE「レイヒョンがAなら知ってるよって」

レイオッパが情報の出所なの？

「･･･知らない」

結局答えられたのはそんなことくらいだった。
私の方が知りたいよ。

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