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炭治郎「ところで、Aさんは如何して此処に？何処か怪我でも？」
『いいえ。私は見ての通り元気だよ。』
炭治郎「じゃあ…あ！しのぶさんとお友達ですか？」
「なっ…」
『っぷ、あはは！』
炭治郎の純粋な質問にボンッと顔を赤くしたしのぶさんに、思わず吹き出す。炭治郎はそんな私達に嘸かし不思議そうに首を傾げている。
「A！笑い過ぎよ！」
『くく、ごめんなさい。』
炭治郎「あの…？」
『そうだねえ。炭治郎、私達はとても仲良しなんだよ。』
炭治郎「素晴らしい事ですね。泊まる程仲が良いなんて。」
「う…」
『ふふ、そうでしょう？ほらしのぶさん、戻りませんか？』
手を差し出すとおずおずと小さな手を重ねてきたしのぶさん。
炭治郎は尚もニコニコしながら私達を見ている。
『そうだ炭治郎、』
炭治郎「はい？」
『そういう訳だから、君はしのぶさんには惚れないでね。』
「A！」
炭治郎「え？」
『君の友人達にも、同じ伝言を頼むよ。それじゃあ、おやすみ。』
炭治郎「え？え？」
訳が分からないといった様子で百面相をしている炭治郎。惚れるとまではいかないかもしれないが、彼がしのぶさんに見惚れていたのは事実だから、その反応は図星だったからか、はたまた私の言葉の本当の意味を理解したからか。
そのまま二人で屋根を降りると、しのぶさんは赤い顔のままぷんすか怒っている。
「何もいきなりあんな風に言わなくても…！」
『嫌でしたか？』
「そうじゃなくて！(この天然人誑しが…)」
『お叱りは後でちゃんと受けますから、部屋に戻りましょう？大事な身体が冷えてしまいます。』
「…はぁ。ええ。」
まだ納得が言っていない様だったが小さく微笑んで頷いてくれたしのぶさんの手を引いて、長い廊下をゆっくりと進んだ。
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月12日 17時) (
レス) @page22 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - めっちゃ最高です。続きが気になります。更新気長に待ってますので頑張ってください！ (2021年9月27日 22時) (レス) @page22 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
儚(プロフ) - 七稀さん» 七稀さん、読んでくださってありがとうございます。ゆるゆると更新していくので、これからもよろしくお願いいたします！ (2020年5月17日 2時) (レス) id: 375c81672d (このIDを非表示/違反報告)
七稀(プロフ) - めっちゃ好きです！これからも楽しみにしてます!! (2020年5月16日 21時) (レス) id: e9601a34de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕月 | 作成日時：2020年5月9日 2時
