マイペースな女の子？【今日から俺は！！】

恋-2 ページ12

倒れている相良さんを見つけ、持ち歩いてるミニ救急箱で手当てをした。


その時に、相良さんに聞かれた。


「なんで…手当てとか、喧嘩とか。やってくれんだァ？」


多分、他に言葉があっただろうに。


私の口からは、ある言葉が出ていた。


『大切な人＿を、傷つけられたら、誰だっていやでしょー？』


そう言ってしまった。


その時の、相良さんの驚いた顔を見て。


その場から一目散に逃げ出した。


商店街の辺りまで来ただろうか。


疲れて、ぼーっとしていると誰かにぶつかった。


男1「いたぃなぁ…！慰謝料よこせや」


最悪だ。ガラの悪い男達に絡まれた。


男2「金がねぇなら、体でもいいぜ？」


『ごめんなさい。お金もないし、体を売る気はないのー…』


そう言うと、逆上させてしまった。


男たちに無理矢理路地裏に連れていかれた。


そして、振り返ろうとした瞬間。


【ガッンッ】


鈍い音と共に、頭に痛みを感じた。


あ、やば、いかもー…？


フラフラと、倒れそうな体を誰かが支えた。


『誰…？』


上を見上げると、片桐さんが居た。


片桐さんは、私に「ちょっと待ってろ」と言うと、


男達をなぎ倒していった。


そんな彼を見て、安心したのか。


私は、意識を手放した。


*****
片桐さん出番なくてすんません。あと、伊藤君達も。

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