77話 ページ38
逃げ惑う一般人に向かって赤毛の少女____モンゴメリが言った
「ただし、そのドアから出たら部屋の中の事はぜーんぶ忘れちゃうわよ?よろしくて?」
案の定モンゴメリの言葉に耳を貸すものはおらず、一目散に扉を出て行った
そして中に残ったのは、私達探偵社員とあの人だけだった
「あらあら、残ったのは四人だけ?」
「ここは危険です、逃げたほうがいい」
そして逃げ遅れたと思われる白衣の中年___森鴎外に敦が話した
「……女の子を探してるんだ。天使のように可愛い子なのだよ。
どこかで見なかったかな?」
「いえ……残念ながら」
安定のロリコンだな…敦引いちゃってるよ…というか私の存在がばれませんよう…
「そちら女せ…これはこれは叶恵ちゃんじゃないか。ところでエリスちゃん知らないかい?」
あぁ…見つかったか
「野上さんのお知合いですか?」
『まぁね…ご無沙汰しております、森さん。エリス嬢は見てませんよ』
「そうかい…あの子と逸れて私はもう気が気じゃなくて
あの扉の向こうにいるかもしれない。もしそうなら、今逃げたら一生後悔する。だから私も残るよ」
いや、マフィアトップ自ら敵情視察か?馬鹿なの?早く戻れよ!
「ルールは簡単よ!可愛いアンと追いかけっこをして、タッチされたら皆さんの負け。捕まる前にその鍵でドアを開ければ、皆さんの勝ちよ。人質をお返しするわ」
突如敦と谷崎の前に鍵が現れた
「それで、参加するのは誰?」
私の異能を駆使すればこの子に勝つのは簡単…でも森さんの前で”気まぐれな歯車”を使うのはリスクが大きすぎる…さて、どうしたものか
すると、谷崎が何か思いついたように口を開いた
「___二人同時でもいいのか」
「もちろんよくってよ!お遊戯は皆の法が楽しいもの」
二人…もしかして私カウントされてない?
『谷崎、私は』
「野上さんは其処の男性の警護をお願いします」
うそでしょ…この人なら守らなくても大丈夫なのに。まぁ二人は正体を知らないから仕方ないか…
それに私も異能を使わなくていいから都合はいいか…
『わかった。何か策があるんでしょ?』
「はい」
『でも気を付けて…
それに何か嫌な予感がする…
「叶恵ちゃんよろしくね」
こんな奴守りたくないのが本音だが…
「野上さん頼みます」
『…わかった。絶対勝て』
仲間に言われたら断れないよな…我慢してやるか
128人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃっきー(現実逃避中)o(* ̄▽ ̄*)o(プロフ) - すみません遅れました!全然おっけーですよ!更新頑張ってください!応援してます!!好きです!!(突然の告白)(´▽`ʃ♡ƪ) テンションヤバクテスミマセン← (2023年2月10日 21時) (レス) @page29 id: dc9ed14aa0 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - シンアさん» やっぱり渡すものの意味考えながらあげるのいいですね…しかもそのセリフ( *´艸`)グフフ…失礼しましたぁ。でもそのセリフめっちゃ言われてみたいです!ネタ提供ありがとうございます (2023年2月6日 8時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - バレンタイン!!!太宰さんと中也の二人で、渡す物の意味にこっそりとメッセージを込めたり、「”それ”、くれるんだったら食べさせてくれよ」とか言われたいですっっっっ (2023年2月6日 0時) (レス) @page28 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - 迷伯星紅さん» やっぱり意味的に面白いのあげたいですよね〜もし太宰さんにマシュマロあげたら多分泣きますねwガチで死にに行きそうw少し考えてみますね (2023年2月4日 20時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
迷伯星紅(プロフ) - バレンタインネタ、そうですねぇ、、、、あ、やばい、なんも思い浮かばない、どうしよう、取り敢えず、太宰さんにはマシュマロでもあげといて下さい。あ!ちなみにバレンタインであげるお菓子には一つ一つ意味があるそうです!(マシュマロは嫌い) (2023年2月4日 18時) (レス) id: 48d461098b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Megumi | 作成日時:2022年11月22日 14時