67話 ページ4
私はあたりの眩しさに気が付き目を覚ました
『…一晩明けてしまったか。まぁ夜中に変な輩に襲われなかっただけまだマシだけど』
あー首痛い…椅子で寝るのはもう辞めよう
そういえば探偵社にあれ出してなかったな…幸い今はまだ夜が明けてそれほど時間は経っていない…
『出しに行くか…その後この前できなかったヨコハマ巡りてもするか』
こうして私の行動は決まった
____一方此方は数時間後の探偵社
探偵社は静けさに包まれていた
ただ2名ほど理由がわからない人がいた
「あのぉ…皆さんどうしたんですか?」
中島敦はこの雰囲気に疑問を持ち、国木田独歩に聞いた
「敦…これだ」
国木田が見せたのはひとつの封筒だった
____辞表____
そこに書かれていたのはその二文字だった
敦はその文字に覚えがあった。そしてこの場にいないある女性を思い浮かべた
「…野上さん?でもどうして?」
「それはね…」
谷崎が説明しようとしたその時だった
「おはよーみなさん!ところで誰か叶恵知らない?家に寄ってきたけどいなかったんだけど?」
「太宰さん…」
そこに来たのはビショ濡れの太宰治だった
「あれ?まだ来てないの?おかしいなぁ」
その時だった
「…辞めたよ」
「え?」
「叶恵なら辞表を提出して探偵社を辞めた」
「どういうことですか?」
探偵社内の温度が幾らか下がったようだった
そしてその時の太宰の顔はなんの感情もなかったと後に敦は語った
「そ、それがですね」
恐る恐る谷崎が先日の出来事を説明した
「なるほどね…確かに彼女は仲間を見捨てることを嫌う。そういう人物もね…だから敦君の救出を後回しにしようとした国木田君と乱歩さんに怒って辞める…という考えに至った訳だ。これは2人が謝らない限り彼女は戻ってこない。私には何も出来ないよ」
そう太宰が説明した
「でも野上さんは辞表を提出して居なくなだたんですよね?」
「それは問題ないよ賢治くん。ですよね社長」
「その通りだ。昨日も言ったが私はまだ辞表を受理していない」
「ということは…」
「叶恵はまだ
「乱歩さん…」
____異能力"超推理"
「…情報が少なすぎる。国木田、行くぞ」
「はい!」
そして二人はヨコハマの街に捜索に出た
「なんか嫌な予感がするんだよね…敦くーん、私入水に行ってくる〜」
「え、ちょ太宰さん!?怒られるの僕なんですけど!」
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にゃっきー(現実逃避中)o(* ̄▽ ̄*)o(プロフ) - すみません遅れました!全然おっけーですよ!更新頑張ってください!応援してます!!好きです!!(突然の告白)(´▽`ʃ♡ƪ) テンションヤバクテスミマセン← (2023年2月10日 21時) (レス) @page29 id: dc9ed14aa0 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - シンアさん» やっぱり渡すものの意味考えながらあげるのいいですね…しかもそのセリフ( *´艸`)グフフ…失礼しましたぁ。でもそのセリフめっちゃ言われてみたいです!ネタ提供ありがとうございます (2023年2月6日 8時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - バレンタイン!!!太宰さんと中也の二人で、渡す物の意味にこっそりとメッセージを込めたり、「”それ”、くれるんだったら食べさせてくれよ」とか言われたいですっっっっ (2023年2月6日 0時) (レス) @page28 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - 迷伯星紅さん» やっぱり意味的に面白いのあげたいですよね〜もし太宰さんにマシュマロあげたら多分泣きますねwガチで死にに行きそうw少し考えてみますね (2023年2月4日 20時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
迷伯星紅(プロフ) - バレンタインネタ、そうですねぇ、、、、あ、やばい、なんも思い浮かばない、どうしよう、取り敢えず、太宰さんにはマシュマロでもあげといて下さい。あ!ちなみにバレンタインであげるお菓子には一つ一つ意味があるそうです!(マシュマロは嫌い) (2023年2月4日 18時) (レス) id: 48d461098b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Megumi | 作成日時:2022年11月22日 14時