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「宮くん。」



次の朝早めに教室に到着した私は朝練を終えて1人座っている彼の名前を呼んだ。
宮くんはスマホを弄っていた手を止め私の姿を捉えると、「来んの早ない?」と笑った。






「あの、さ。私にくれたクッキーって、自分で買ったやつ?」

「おん。」

「私じゃない人に渡す予定ってなかった?」

「おん。」

「他の誰かに、クッキーを預けたことは?」

「ないな。」




すぅっと息を飲み込んだ。それを聞いてあの2文字が私に宛てたものだと確信すると、今になって昨日の比にならないレベルの緊張を感じる。どうやって言葉を紡ごう。なかったことにはやっぱり出来そうにない。なんで私がこんなことを聞くのか、宮くんは気づいているかもしれないし。





「俺、青野さんのこと好きやで。」


「へ、」



突如放り込まれた爆弾。私が一つ一つ踏んで行った段階をいきなり全て飛び越えてしまったような、そんな言葉だった。




「頼まれんでも人の事手伝うとことか、ほとんど誰もやらん掃除当番ちゃんとやるとことか、
楽しいときはめっちゃ笑うとことか。好きやで。」

「ちょ、ちょっとまって。」



宮くんが並べた一言一言に対応できないまま、私はただただ早くなる鼓動を抑えるのに必死で。
だって、そんな風に見られてたなんて知らなかった。
困ってる人を見たら放ってはおけなくて、誰もやらないならと1人で掃除をして、それはちょっと疲れることだったけれど、それでも友達と話してる時は楽しくて。そんな人並みの生活を送っているだけの私のことを、好きだと言ってくれる人がいるなんて思ってもなかった。

それがまさか、宮くんだとは夢にも思っていなかった。



きちんと言葉にして伝えてくれたのだから私も誠意を持って返さなきゃならない。こちらこそ、とはまだどうしても言えないけれど。


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さささ(プロフ) - 花江さん» わーなっちゃん!!そうです貴方に向けてます!!届いたようで嬉しい…!!色々試行錯誤して今までにないぐらい悩んだから、好きって言って貰えることがすごく幸せ!!!!くどいかもだけど誕生日おめでとう!!!!!!是非、また来年も祝わせてね!! (2019年1月24日 19時) (レス) id: 2fb3066e52 (このIDを非表示/違反報告)
花江(プロフ) - こんなに素敵なお誕生日は初めてです;;(そのお友だちは私だと思っています……)さささん、お忙しいのに本当にありがとう;;いつもたくさんの刺激を貰ってばかりで少し胸が痛いです……(笑)でもすごく嬉しくて、うまく言葉にできないけれど、本当にありがとう;; (2019年1月24日 19時) (レス) id: cf4a10af8b (このIDを非表示/違反報告)
花江(プロフ) - コメント失礼します!!通知きたときにタイトルでさささんだ…!とわかってとんできました……!本当に可愛くてぴゅあぴゅあで私の大好きな侑くんです……;;もう既に何度も読み返しました……何回読んでも大好きです……;;さささんも侑くんも!! (2019年1月24日 19時) (レス) id: cf4a10af8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さささ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月24日 0時

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