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お前ら、全員集合。06 ページ6






漏瑚は、緊張していた。

同じ呪霊である真人や、人間でありながらも仲間として行動を共にする夏油から、プライベートな相談を受けたのだ。


そんな相談を、しかも漏瑚だけに。きっと何かしらとんでもない相談を受けるに違いないと漏瑚は怯えていた。


そして二人との待ち合わせ場所に着くと、二人はもう揃っていたらしく、深刻そうな顔をした夏油が言い放つ。









「Aに彼氏が出来たらしい」


「誰だ?」







‥‥A?彼氏??さっぱり話が分からんと漏瑚は頭に疑問符を飛ばした。

ていうか隣の真人も夏油と同じ顔してるけどもしや同じ案件??

まさか夏油、お前娘でも居たのか。と漏瑚が恐ろしい想像をしたその時、真人が「Aはねぇ」と捕捉するように口を開いた。









「俺と夏油が苦労してナンパして知り合いになった女の子」


「‥‥は?その女子は真人のことが見えるのか?」


「だってその子呪術師だもん」


「!!??」


「“呪力パネェですね“って警戒されたから俺も夏油も実は呪術師なんだ〜!って言ったら一発」


「それで良いのか呪術師!!」









待て待て待て待て。話が色々とぶっ飛び過ぎていて情報が完結しない。

そもそもなんだ、呪霊が呪術師をナンパするとは。と漏瑚は頭を抱えた。色々とち狂ってるなとは思っていたけれどまさかここまでとは。


「本当に知り合いなのか!?」と漏瑚が叫ぶと、そんな呪霊を諭すように夏油は告げる。









「今まで、三回だけ真人と彼女とデートに行ったよ」


「それに着いて行った呪術師も大概だろう」


「本当に可愛い子でね。二回目のデートで花束を送ったら、三回目のデートでタピオカを奢ってくれたよ」


「デートを満喫しすぎていないか??」









そんな優しい所にも惚れたよ、と夏油は思い出すように微笑んだ。そんな彼に漏瑚は嫌悪感を丸出しにせずにはいられない。


真人も「本当に可愛い女の子だよねぇ」とうっとりと言う。









「ほら、よく人間の間じゃ言うよね。身分違いの恋ってやつ」


「お前の場合は生態系も違うがな!!」

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チョコ - デンジャラスステーキ食べてみたいかも、、、! (11月30日 16時) (レス) @page37 id: 98d136c84d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - デンジャラスステーキ 作者さんおにぎり語かんがえるのうまいですよね? (10月19日 20時) (レス) @page37 id: 1f0aa0eace (このIDを非表示/違反報告)
生粋のまよらー(プロフ) - 更新待ってます…!!!まじでこの作品大好きです!!! (2022年12月18日 11時) (レス) @page37 id: 5775e80e82 (このIDを非表示/違反報告)
アワアワ - 棘の「デンジャラスステーキ」の所で吹き出しましたw最高に面白かったです!!更新頑張ってください! (2022年9月17日 9時) (レス) @page37 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - 更新頑張ってください!!楽しみにしています! (2022年8月21日 21時) (レス) id: f72f202f06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほしふる。 | 作成日時:2021年4月17日 18時

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