お前ら後輩愛しすぎかよ。【呪術廻戦／逆ハー】

20. 何のプロだよ。 ページ20

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「おーい、誰かのスマホ鳴ったぞ」

「おかか」

「棘のじゃねぇの？じゃ、憂太さんだな」

「あ、ほんとだ僕だ。誰からだろ」







乙骨の部屋に狗巻やらパンダやらが集っていたその時、乙骨のスマホが誰かからのメッセージの着信を告げた。

彼は素早くスマホを操作し、アプリを開いてちょっと目を丸くしてからメッセージに目を通す。‥‥もう一度文章を読んだ。

何回と読み返してから、パンダたちがそれを不審に思ったその直後に乙骨は「ああぁぁぁ‥‥‥」と謎のうめき声を上げ、天を仰いで身悶えする。







「どーしたよ憂太」

「すじこ？(訳：誰から？)」

「Aちゃん‥‥‥‥‥」

「マジか。なんてきたんだ」







乙骨が無言で二人にスマホを差し出すので、二人が上からスマホの画面を覗き込むと。







A乙骨先輩!
A先輩が動きでアドバイスしてくれてたこと、頑張って実戦したら真希先輩に誉められちゃいました‥‥!
A本当にありがとうございます!!







「なにこの愛おしくなっちゃう文面‥‥‥Aちゃん、本当に嬉しくてこのメッセージ送ってきたんだろうな‥‥想像したら可愛すぎるんだけど」

「嬉しさが滲み出てるな」

「‥‥高菜、すじこ(訳：‥‥ちょっと羨ましい)」

「分かんなくもねぇな。んで憂太、なんて返信するんだよそれ」

「え、普通に“良かったね”とか“役に立てたなら僕も嬉しい”とか‥‥‥」

「甘いな憂太さん」

「しゃけしゃけ」

「え！？」







その時、狗巻が乙骨の隙を突いてスマホを奪った。何やらにんまり顔でメッセージ画面に文字を打ち込んでいるのを見て、乙骨は焦って「ちょっと狗巻くん！？」と叫ぶ。








「まぁまぁ。プロのお棘さんに任せときなって」

「待って全然安心出来ないんだけど！？」

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