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お母さんが、あきれた顔しながら「A、」って言った。








「そんなに窓に張り付かないの。もうすぐおにいちゃん帰ってくるから」

「ねぇ、まだ?おにいちゃんまだ?」

「まだよ、もう少し待ってなさい」








むぅ、ってほっぺふくらましながらAがまどからはなれると、とつぜんげんかんの外から足音がきこえてきて、ピンポーンってチャイムが鳴った。









「!おにいちゃん!」

「ふふ、A、出迎えてあげなさい」

「うん!」









おにいちゃんだ!やくそく通り、帰ってきた!

うれしくて、走ってげんかんまで行って、ドアのかぎをガチャリと開けると‥‥‥見えたのは、だいすきな、だいすきなやさしい人。









「ただいま。久しぶりだね、A」

「おにいちゃん!お帰りなさいっ!ね、高い高いして!」

「はいはい、分かったよ」









A、ちょっと大きくなったねって笑いながら、おにいちゃんが高い高いしてくれた。

Aもうれしくて、きゃーっておにいちゃんに抱き付いちゃう。







「‥‥‥おにいちゃん」

「なんだい?」

「うしろの人たち、だれ?」





「へぇ。可愛い妹じゃん。Aちゃん、私、家入硝子。宜しくね。しょーこちゃんって呼んでもいいよ」

「しょーこちゃん」



「‥‥お前、あの時のクソガキ‥‥‥」

「あの時のヘンでタンキでやさしいおにーさん!」

「誉めるか貶すかにしろクソガキ」









しょーこちゃんは、すっごく綺麗なおねーさん。

おにーさんは‥‥‥なんかいつもどおり。









「この二人は、私の同期だよ。夏休みだし、折角だから家に呼んだんだ。‥‥A、悟と知り合いだったのかい?」

「たすけてもらった」

「‥‥まぁ、その話はおいおい聞くことにして。悟、Aをクソガキ呼ばわりはやめようか」

「けっ」

「五条、お前そんなんだから子供に嫌われるんだよ」

「うっさい硝子」

「もっと言ってくれ硝子」









なんか、おにいちゃんと、なかよしさんなんだな。

‥‥‥あれ。なんだか、こころがちょっとだけ、チクッとした。

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(プロフ) - 更新頑張ってください!!! (8月25日 3時) (レス) @page10 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 尊い、、、応援してます (2022年9月23日 11時) (レス) @page10 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 応援してます!更新待ってます!!!!!! (2022年8月18日 13時) (レス) @page9 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 尊いのになんか切ない😢💓 更新待ってます! (2022年6月27日 23時) (レス) @page10 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - 心配ちゃんさん» コメント返信遅れました💦えぇっほんとですか!?ちまちました更新で通知が行かないように設定しているつもりだったんですが‥‥本当にすみません💦私のミスかもです💦お騒がせしました、更新しましたので良ければご覧下さい‥‥!! (2022年6月25日 15時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほしふる。 | 作成日時:2022年5月28日 20時

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