ぱん2 ページ2
「まーきちゃん、ただいまー」
「おう。さっき棘とパンダにあったけど、棘顔真っ赤だったぞ。うまくいったじゃねぇか」
「いえーい」
「後で野薔薇来るから一緒に買い物行って来い。やんなら本気で落とすぞ」
「…もしかして、悪ノリしてる?」
「さぁな」
「A先輩!早速ショッピングに行きますよ!色気ムンムンの女にしてみせるわ!」
「ありがとうねー」
今日も野薔薇ちゃんはかわいい。
「さすがに野薔薇ちゃん、これは私恥ずかしい」
「いーえ!これしかないです!」
「だってこれ、布ある?」
「このぐらいしないとだめなんですよ!あと、いつ脱ぐかわかんないから、他のも買いますよ!あっ!服も買いましょ!楽しみだわ!」
「…まぁ、かわいいからいっか」
終わったらスイーツ奢ってあげよっと
「遅かったなAと野薔薇」
「真希さん!早速作戦通りいきましょ!」
「?作戦?聞いてないんだけど、」
「お前は何も気にしなくていいんだよ」
「先輩!あとは流れに任せて!」
「まぁいっか。早く狗巻くんにあいたーい」
早速狗巻くんの部屋の前。私が知らない作戦によると、私が入るとこまでが作戦らしいです。
トントントン
「狗巻くん、Aです」
ガチャ
「高菜ー、っ?!」
「あ、えっと、野薔薇ちゃんに選んでもらったの。似合うかな」
「しゃ、け、」
因みに着ているのは、胸元がざっくりあいたトップスに膝上のスカートだよ。
狗巻くんは何かを思い出したように私に言った。
「ツナマヨ!」
「入っていいの?お邪魔します」
入ろうと一歩踏み出したとき、私の足はなにかに引っかかって前によろけた。
「わっ、」
「!こん、ぶ」
「…いたくない。あっ!狗巻くんごめんね!痛くなかった?」
「おおおおおおかかか」
あ、そうだ。
「狗巻くんに見せたのがはじめてなの。早くみてほしくて会いに来ちゃった」
「〜〜〜〜っおかかーーーー!!!!」
狗巻くんはそう叫ぶと私を部屋の外へと出した。
「えっと、またね、?」
「(見せたの初めてって、服とぱんつってこと?あと、ギャップっていうの?色気が凄くて顔見れなかった…。無理矢理追い出しちゃったし、今度は平常心保とう)」
反省会をしてた狗巻くんであった。
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作者名:ちとせあめ | 作成日時:2021年3月4日 20時