4話。 ページ5
「遅刻しましたすみませええええん!!」
勢いよくドアを開ける。
...でも、中には誰もいなかった。
おかしいな、時間間違えたかな。
恐る恐る中へ進むと。
そこには、一人の生徒がいた。
窓の外を見ているから、後ろ姿しか分からないけれど...
背が高く、どこか違う雰囲気を感じる。
恐らく先輩だろう。
「あの、すみません。図書委員会って...」
恐る恐る声を掛けると、その人は振り向く。
___その瞬間、私は目を見開いた。
あまりに美しかったから。
まるでこの世のものとは思えないような美しさだったから。
深い青色の髪。
透き通るような瞳に浮かぶ三日月。
白い肌。
胸元の名札には「三日月」と書いてある。
三日月先輩、というのだろう。
「っ...」
あまりまじまじと見ると失礼になると思ったのに、私はその人から目を離すことができない。
三「委員会は...今日では無かったかな」
「あ、えっと...今日って聞いてますけど、違ったみたいです...」
三「...そうか」
先輩はそう言うと、また視線を窓へと戻した。
私は、しばらく後ろ姿を眺める。
...これじゃあまるで変態だ。
でも、仕方ない。
私はきっと、先輩に恋をした。
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湖雪@テンション急上昇中☆(プロフ) - 三日月さんが学校にいたら死ぬるわ!イケメンすぎるわ!…あっ、更新頑張ってください← (2017年3月25日 23時) (レス) id: 228232d042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:【*※青息吐息※*】 | 作成日時:2017年3月17日 21時