あんたが主人公なら、私は悪役になってやる【ハイキュー】

4悪役 ページ6

授業が始まり、半分ぐらいの時間がたった




相変わらずこいつの後頭部は、目にはいる



席がえをしない限り、ずっとだ……って考えるともっとイライラする






その頭がコクンコクンと揺れている



寝た、とすぐわかった





それに気付いたのか先生の顔が曇る



「おい、影山！！
おきろ！！」






ビクッと肩を揺らす影山



ざまぁ……なんて思った私は本当に性格が悪いと思う


まぁ、昔からの性格だから直そうとも思えないが






「先生、授業の続きやりましょ？」




ニコッと笑いながら言う麻奈



それにつられて笑顔になる先生




「あぁ、そうだな
じゃ、続きやるぞ」



と言い、黒板に書き始めた




先生もいいように騙されている



あの愛想笑いもきっとこういうときの為だろう






そう思っていると、前の方の席に座っている麻奈が振り向く




そして、口パクで何か言っていた





きっと影山にだろう



影山もわからないようで首をかしげる



そうしたら、何かノートに書き影山にみせる





ノートには、『ドンマイ！』と書かれていた



そして、またニコッと笑った

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