あんたが主人公なら、私は悪役になってやる【ハイキュー】

2悪役 ページ4

「飛雄くん！
今日も一緒に帰ろー？」

「あぁ」






この2人と同じクラスっていうのは、はっきり言ってきつい



2人が一緒にいるとこを見なきゃいけないんだから







「やっぱあの2人、似合うよねー」

「あー、わかるー！」




私に聞こえないように若干小声で言っているようだが、思いっきり聞こえていた





「おい、影山！！」




廊下の方から影山を呼ぶ声


オレンジ色の髪に男子にしては少し小さめな身長




元同じバレー部だった日向だった






「んだよ」

「これ
今日の練習メニュー
お前、忘れてっただろ」

「……」

「スガさんから頼まれたんだよ
俺、そろそろ戻るからな！！」






私が見ていることに気がついたらしく、日向は首をかしげる



私は、顔をそらした


別にそらす必要はない

でも、なぜかそらさずにはいられなかった





もう一度顔を戻すと日向はさっきいた場所には、いなくなっていた


影山たちは、というと

話が盛り上がったのか、お互いに笑い合っていた





私には関係ない、と言い聞かせ友達のもとに向かった

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