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3/18 春の睡眠の日 ページ7
もう何日も寝ていないのであろう三木ヱ門がフラフラと廊下を歩く。何とか自室まで辿り着き、扉を開ける。
「……ユリコ。どうしてここに」
自室ではなく格納庫に辿り着いた三木ヱ門は、まぁいいかとユリコに抱きついた。
「聞いてくれユリコ、私はもう何日も寝ていないんだ……」
ユリコに触れたことで安心したのか、安堵の表情を浮かべる。
「もう桜も咲きかけているのに、会計委員会といったら──いや、これ以上は辞めておこう。ユリコも寂しかっただろう? すまないな」
うとうとし始めた三木ヱ門は眠そうな目でユリコ……と名前を呼ぶ。
「そうだなユリコ、明日は遠くまで行こうか……」
夢の世界に入った三木ヱ門は幸せそうな顔でユリコを撫でる。夢の中では存分にユリコの散歩を出来たみたいであった。
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作成日時:2024年3月29日 0時