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私と視線が合った横山先輩はバツが悪そうに眉を下げ、お友達に一言何か声を掛けて 私の方へ歩いて来た。
え、待って、こっち来る。
心の準備出来てない、何言われるの？
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横山「あの、えーと…橋本さん、やったっけ。朝…御免な、愛想悪くなってもうて」
『へ…』
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私の目の前まで来て、気まずそうに頭を掻きながらぽつぽつと呟く横山先輩の言葉は、
私の想像してた言葉より斜め上を行った。
思わず素っ頓狂な声出ちゃったよ。
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横山「俺、人見知りやから…勘違いされる事多いし、もし気にしてたらって…ずっと気になっててん」
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私と目を合わせる事なく、俯きがちに言う横山先輩。
そんな事まで考えてくれてたって思うと、舞い上がっちゃいそう。
いや、心の中でかなり舞い上がってる。
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『確かに、何か素っ気ないなって思いましたけど…大丈夫ですよ』
横山「うわぁ、やっぱせやんなぁ…ホンマごめんなさい」
『いやいや、そんな((「何やヨコ、お前女子相手に何かしたんか」
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横山先輩の背後、少し離れた所からこちらの様子を伺う先輩のお友達。
私たちの長いやり取りに痺れを切らしたのか、此方へと歩み寄って来た。
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横山「ちゃうって！…いや、そんな事もあらへんけど。ほら、朝話したやん。俺の生徒手帳を届けてくれて」
「おーおー！この子やったんや！いやぁ、ホンマ堪忍なぁ、コイツ物よう落とすから！」
横山「余計な事言わんでええねん」
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ぽんぽんと私の肩を叩き、八重歯を覗かせ笑みを浮かべるお友達の方。
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横山「煩いやろ？ごめんな、ほんまに」
「煩くあらへんがな、んなもん！」
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つっかえてたモヤモヤが取れて、他愛もない会話が繰り広げられて。
思わず、声を出して笑った。
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作者名：ちゃこ。 | 作成日時：2020年1月5日 2時
