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『…はぁ…』
大倉「どうしたん、さっきから溜息ばっか。お昼ご飯が不味くなるで？」
真琴「そんなにショックか、横山先輩が素っ気なかったのが」
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お昼休み。
私の席に集まり、みんなでお昼ご飯！
なんて、楽しい気分にはなれず。
朝、生徒手帳を渡した時の横山先輩の素っ気無い対応にメンタルズタボロ。
向かい側で今日の報酬のクリームパンを口一杯に頬張る大倉と、イチゴミルクをストローで啜った後に一言漏らす真琴。
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大倉「横山さんに素っ気なくって…え、橋本、横山くんの事好きなん⁉」
『ちょっ、声大きいばか！』
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真琴の発言から察し大声で叫ぶ大倉の口を慌てて手で塞ぐ。
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大倉「てか、気にせんでええで。横山くん、すっ………ごく、人見知りやから(笑)」
『え、そうなの⁉』
大倉「おん、男子は多少大丈夫やろうけど、女子相手やと…もー、アウトやで」
真琴「良かったじゃん、横山さんウブで」
『えー…でも…』
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人見知りだけで、あんなに素っ気なくするかな…
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真琴「何、他に理由でもあるの？」
『いや…毎朝電車で先輩の向かい側に座ってるからさ、私の事もう知られてて、気持ち悪いとか思われたかなって』
大倉「もー、橋本は気にしすぎやって！俺が言うてるんやから、気にせんでええの、な？」
真琴「大倉がまともな事言ってる、いけめーん」
大倉「せやろせやろ？…ん？軽くディスられた？」
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私を元気付けようと、漫才の様な会話を繰り広げる2人。
そんな2人に、思わず頬が緩んでしまった。
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作者名：ちゃこ。 | 作成日時：2020年1月5日 2時
