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「あと1ヶ月と少しで文化祭、という事で出し物決めまーす」
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その日のLHR。なんとなんと、文化祭の出し物を決める事になった。
卓上に手を付いて叫ぶ男子学級委員と、黒板の側に立つ初期係の女子学級委員。
てか、もうそんな直ぐに近付いてたのか、文化祭！
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「何か意見ある人居ますかー？」
「出店が良いんじゃない？」
「えー、ありきたりじゃん」
「展示物で良いんじゃない？何もしなくて良いし、当日回れるじゃん」
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学級委員の一言でわいわい騒ぎ出す教室。
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『真琴は何がしたい？』
真琴「楽な事なら何でも」
『もー…可愛げなさすぎ』
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「劇とか良いんじゃない？他のクラスとかは出店が多いみたいだし、王子様が出てくる話とかだったら大倉くん目当てでいっぱい人来そうだし」
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ふと、1人の女子生徒の一言で静まり返る教室。
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「いいかも、劇！面白そう」
「大倉くんの王子様、見たいかも」
「つーか、大倉が王子役なの確定かよ」
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その女子の一言で女子がざわつく。
大倉の王子様役に不服な男子もいるみたいだけど(
ちら、と大倉の方へ視線を向けると明らかに面倒臭そうな表情。
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「えー、と…大倉、どうかな？」
大倉「んぇー…んー…まぁ、ええけど」
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気まずそうに問い掛ける学級委員に唸りながらも頷く大倉。
その様子に周りの女子はきゃあきゃあ騒ぐ。
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真琴「結局、面倒な出し物になったし」
『恨むなら女子を恨め…』
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続く (更新停止中)
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作者名：ちゃこ。 | 作成日時：2020年1月5日 2時
