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眉に唾をつける ページ7
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ゼンに言われた通り伝令役にはなったものの不思議な点が多々ある。
Aはミツヒデや木々、オビがいないのを見計らってゼンの部屋に赴いた。
「ゼン殿下、少々宜しいでしょうか？」
「そんな堅苦しく言わなくていいぞ」
「わかりました。それで」
「結構頑固だな」
ゼンが苦笑いになる。
Aは何ともないような笑顔を向ける。
「それで、なぜ見習いである私を伝令役にしたんですか？」
やっぱきたかー、とでも言いたそうな顔でお茶を濁す対応をする。
「どうも疑問な点が多すぎまして」
「まあそうだろうな」
「もっと信頼出来る人がいるのでは？」
「やっぱ当たりだな」
「は？」
すると扉からミツヒデや木々、オビが入ってきた。
収拾がつかないことがまた起こりさんざん出してきた笑顔が苦笑いに変わる。
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作者名：あるみ | 作成日時：2017年5月31日 21時
