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「おじさんたちにはもう連絡したん?」
『ううん、…連絡した方がええかな…』
「まあ…一応、な」
『…』
「俺が連絡する、?」
『ううん…大丈夫、』
「ダメやったら言ってな、」
『ありがとう…あの…それで、』
「大丈夫?Aは、」
『…うん、大丈夫』
すぐに連絡をしたのはてつに。もちろん電話の向こうではすごく驚いていて、一方的にずっと喋られている。
「住むとこ、どうするん、」
『とりあえず、あの…か、会社で仲良い子がおってな?…1ヶ月泊めてもらえることになったから』
「そっか、それなら安心やな」
『だから…しばらく家には入れへんわ…』
「そうやな…まあ、でもずっと会えないわけやないし、工事終わったらまた戻れるんやろ?ならそれまで俺も我慢するわ、」
『うん…ごめん、』
「Aが謝ることやないやろ?」
『…けど、』
「俺はAの方が心配やわ、」
『…ありがとう、でも大丈夫』
「そっか、無理すんなよ」
『うん、ありがとうな』
「じゃあな、おやすみ」
『ん、おやすみ』
切った携帯を眺める。勇人さんちに泊まる、なんて、てつには言えなかった。それはそうだ、仲良くなったばっかりで、しかもてつの先輩なんだから。
「大丈夫やった?」
『!』
「、ん?」
お風呂上がりの勇人さんが色っぽすぎて直視できない。こんなイケメンと1ヶ月住むなんて、あたし心臓もつんやろうか。
「Aちゃんもシャワー入るやろ?先入ってごめんな?どうぞ、」
『っあ、ありがとうございますっ』
「俺の方は無事でほんま良かった、」
ニコニコ笑う勇人さんに悪気はないんやろうけど、今はその笑顔、あたしには辛い。ああ、勇人さんは私生活でもキラキラしとるんや。
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いちか(プロフ) - 萌華さん» ありがとうございます!もう、なんて言うか、救われます…( ; ; )なるべくたくさん更新出来るように頑張ります★ありがとうございました! (2017年9月14日 23時) (レス) id: d72f7e0d49 (このIDを非表示/違反報告)
萌華(プロフ) - 毎回読んでます!もぅ、読んでてとってもわくわくします!少しずつの更新で全然大丈夫ですよ!これからもよろしくです!ダンス頑張ってください!!(*´ω`*) (2017年9月13日 6時) (レス) id: 86de0844a9 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(プロフ) - り。さん» ありがとうございます!もっと楽しんでもらえるように頑張ります! (2017年8月22日 23時) (レス) id: d72f7e0d49 (このIDを非表示/違反報告)
り。 - 毎日更新が楽しみでなりません!お忙しいとは思いますが、頑張ってください。 (2017年8月22日 21時) (レス) id: 858963fabe (このIDを非表示/違反報告)
いちか(プロフ) - みずきさん» ありがとうございます!なるべく早く更新できるように頑張ります(^o^) (2017年8月15日 21時) (レス) id: d72f7e0d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちか | 作成日時:2017年8月14日 13時